「記念硬貨」は、長期保管しておくことで価値が高まる?人気硬貨を紹介
配信日: 2025.01.29

本記事では、記念硬貨の価値の変化について解説しつつ、価値が高い記念硬貨の一例も紹介します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
記念硬貨とは
記念硬貨とは、オリンピックやワールドカップなどの国家的な行事の開催を記念して発行される硬貨のことです。日本では皇室に関する行事の際に記念硬貨が発行されてきました。なお、記念硬貨は世界中で発行されています。
記念硬貨は記念品としてだけでなく、収集品としての要素も大きい点が特徴的です。中には、発行数が少ないなどの理由で希少価値が高いものもあり、コレクターの間で高額取引されることもあるようです。種類によっては、額面以上の価値で取り引きされることも珍しくありません。
また、記念硬貨は金や銀でできていることも多いため、投資目的で収集、保管している方も多くいます。金や銀の値動きに合わせて売却することで、利益を得られる可能性もあるでしょう。
なお、記念硬貨は通貨としても使用することが可能です。額面金額が1000円であれば、1000円の通貨として使用できます。
しかし、店舗での会計時には、記念硬貨の利用を断られるケースもあります。その理由の1つとして、店員が記念硬貨を通常の通貨として利用できることを知らないケースが挙げられます。
また、広く普及している自動精算機では、基本的に記念硬貨は利用できないとされています。記念硬貨は一般的に流通している硬貨と大きさや重さが異なるため、機械が判別できないからです。さらに、自動販売機にも対応していません。
記念硬貨を額面通りの価値として利用する場合は、金融機関で同額の硬貨や紙幣に交換してもらうとよいでしょう。
ただし、記念硬貨は額面以上の価値を持っていることもあります。思わぬ利益につながる可能性もあるため、交換する前に価値を確かめてみることをおすすめします。
記念硬貨の価値は上がる?
記念硬貨の価値が今後上がる確率は未知数です。高額で取り引きされているものは希少価値が高い一部のものであり、すべての記念硬貨に額面以上の価値があるわけではありません。
また近年、記念硬貨のコレクション需要は減少傾向にあるとされているため、価値が下がる可能性もあります。
ただし、状態のよい記念硬貨が少なくなっている現状もあるようです。そのため、一部の記念硬貨は状態次第では価値が上がる可能性も充分にあるでしょう。
高い価値を持つ記念硬貨
記念硬貨の買い取り価格の相場は種類によってピンキリです。仮に同じものでも、状態などによって買い取り価格は異なります。以下に、高額での買い取りが期待できる記念硬貨の一例をまとめました。
・天皇陛下御在位60年記念硬貨
・長野オリンピック記念硬貨
・天皇陛下御即位記念硬貨
・皇太子殿下御成婚記念硬貨
・天皇陛下御在位10年記念硬貨
・FIFAワールドカップ記念硬貨
・日本国際博覧会記念硬貨
・天皇陛下御在位20年記念硬貨
・東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念硬貨
上記はあくまで一例であり、国内で発行されたものです。海外で発行された一部の記念硬貨は日本でも高い人気があり、高額で取り引きされているものも少なくないようです。
価値が上がるかは未知数
今後、記念硬貨の価値が上がる確率は未知数ですが、近年は記念硬貨のコレクション需要が減少しているとされています。それに併せて、今後は記念硬貨の価値が下がる可能性も否定できません。ただし、状態のよい記念硬貨が少なくなっている現状もあるようです。そのため、一部の記念硬貨は状態次第では価値が上がる可能性も充分にあるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー