買うなら「持ち家」か「マンション」で迷っています。世間的には何割くらいの人が「持ち家」を持っているのでしょうか?

配信日: 2025.02.01 更新日: 2025.09.26
この記事は約 4 分で読めます。
買うなら「持ち家」か「マンション」で迷っています。世間的には何割くらいの人が「持ち家」を持っているのでしょうか?
「持ち家が欲しいけど、家を建てるのとマンションを買うのとどっちがいい?」との疑問を持つ人がいます。一軒家とマンションのどちらが優れているということはなく、自分に合ったほうを選びましょう。
 
本記事では、持ち家に住んでいる人の割合とともに、一軒家とマンションの特徴についても解説します。持ち家の購入を考えている人は参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

持ち家を持っている人の割合

総務省「令和5年 住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計」によると、持ち家住宅率は60.9%でした。持ち家住宅率の割合は1993年から2023年までの30年間で6割前後と、ほぼ横ばいの数値です。

 

一軒家が持ち家の場合のメリット・デメリット

持ち家を持つ際、一軒家を建てたいと考える人もいます。まずは、一軒家のメリットを見ていきましょう。
 

・自由度が高い
・庭や駐車場をつけられる
・物件価格が安い傾向にある
・修繕積立などはしなくてよい

 
持ち家は、間取り・窓の配置・設備など、比較的自由に選ぶことができます。必要に応じて庭や駐車場もつけられます。
 
また、物件価格もマンションに比べて安い傾向です。生命保険文化センター「住宅の平均購入価格と住宅ローン返済額はいくらくらい?」によると、土地付注文住宅は約4900万円、建売住宅は約3600万円、マンションは約5200万円となっています。修繕積立なども強制されないため、支出をおさえられるでしょう。
 
一方のデメリットとしては以下のものがあります。
 

・駅から遠い傾向にある
・防犯面に不安がある
・一階と二階の行き来が負担になるおそれがある
・自分で修繕費をためておかなくてはならない

 
一軒家は、駅から遠いところに建つ傾向です。また、防犯面ではマンションに比べて不安があるといえます。
 
二階建て一軒家の場合、一階と二階の行き来が将来的に負担になるおそれもあるでしょう。設備等の故障やリフォームに備え、自身で修繕費をためておかなくてはなりません。

 

マンションが持ち家の場合のメリット・デメリット

持ち家でマンションを購入するメリットを見ていきましょう。
 

・駅から近い傾向にある
・防犯対策が手厚い
・導線が合理的である
・資産価値がある

 
マンションは、駅から近い物件も豊富にある傾向です。通勤で電車を利用する人にとっては利便性が高いといえます。防犯対策においても手厚いケースが多く、比較的安心できるでしょう。
 
ワンフロアで完結するため、導線が合理的で生活がコンパクトになる間取りも多く見られます。一軒家に比べて資産価値がつきやすいため、住み替えを検討している場合は大きなメリットとなるでしょう。
 
マンション購入におけるデメリットは以下のとおりです。
 

・物件価格や固定資産税が高い傾向にある
・別途駐車場代が必要になる
・自由度が低い
・防音を気にしなくてはならない

 
物件価格や固定資産税が高く、車を持っている場合は別途駐車場が必要になるため、支出がかさむ傾向です。間取り等の自由度も低い上、両隣や階下に対して防音の配慮をしなくてはならないでしょう。

 

持ち家を買うなら一軒家とマンションどちらがよい?

持ち家を購入する場合、一軒家とマンションのどちらがよいということはありません。自分に合ったほうを選ぶことが大切です。
 
まずは、一軒家が向いている人の特徴を見ていきましょう。
 

・自由に設計したり内装にこだわったりしたい
・ペットを飼いたい
・子どもをのびのびと育てたい
・車に乗りたい
・物件の取得費用をおさえたい

 
続いて、マンションが向いている人の特徴です。
 

・駅近で便利なところに住みたい
・公共交通機関を利用することが多い
・防犯をしっかりしたい
・コンパクトに生活したい
・将来住み替えの予定がある

 
自分の人生設計と照らし合わせて、住みやすいほうの家を選ぶとよいでしょう。

 

持ち家を購入する場合は自分に合ったほうを選ぼう

持ち家住宅率は約6割と、半数以上の人が家を購入しています。持ち家を購入する場合、一軒家とマンションの選択肢があるものの、どちらが優れているということはありません。メリット・デメリットを知り、自分に合った家を選ぶとよいでしょう。

 

出典

総務省統計局 令和5年住宅・土地統計調査 調査の結果
公益財団法人生命保険文化センター 住宅の平均購入価格と住宅ローン返済額はいくらくらい?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問