更新日: 2019.01.08 家具・片付け

片づけの美学⑤一番の節約は、自分で片づけること。収納と手順のおさらい

執筆者 : 奥野愉加子

片づけの美学⑤一番の節約は、自分で片づけること。収納と手順のおさらい
 
 前回はお片づけを自分だけで進める「いい手順」をお伝えしました。前回の記事を読んで、モノの整理をチャレンジしてくださった方はいらっしゃるでしょうか。今回は、整理したモノを使い勝手よく収納していく方法をお伝えいたします。収納場所にあった収め方もお伝えしますね。
奥野愉加子

Text:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

 

まとめ

 
お片づけをするためのいい手順

 

  1. まずはお片づけしたい場所を決めましょう。「今日はここをする」と決めることが大切です。しっかりとやりきれるように、時間に余裕がある時がいいタイミングです。
  2. お片づけしたい場所のモノを全て出してみましょう。全体像を見ることで、「こんなに持っているのか」など感じることがあると思います。
  3. モノを1つずつ手に取り、この1年間を目安に使ったか、使っていないかという事実で2つのかたまりに分けていく。使っていないモノは、直ちにゴミに出すというわけではありません。まずは、箱に入れるなど、使っているモノから離しましょう。
  4. お片づけの完成を想像してみましょう。どんな状態が理想でしょうか
  5. モノをカテゴリーに分けていく。種類別や使う季節で分けてみましょう。
  6. カテゴリーの中を使う頻度でさらに分ける。毎日使うモノ・月に1回くらい使うモノ・年に1回くらい使うモノという具合に、分けていきます。使うときに便利になります。
  7. 収納場所の観察と掃除をする
  8. カテゴリー分けしたモノを収納場所に入れていく
  9. 一旦完成。必要に応じて①からやり直す

 

いざ、始めようとすると、大きい場所からチャレンジしたくなるかもしれません。

ですが、できるだけ小さい場所からスタートしてみてください。1時間以内に終わるような引き出し1つで十分です。まずは、いい手順を試してみて、やり切れた。という達成感を味わっていただきたいと思います。いくつかの小さな場所を片づけた経験が、大きな場所をお片づけするときに、きっと役に立つはずです。一緒に頑張ってみましょう!

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