ハイビームを点けていいのはどんなとき?「違反行為」に該当することはある?
配信日: 2025.02.22


執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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状況に応じたハイビームの正しい使い方
道路交通法では、夜間の走行はハイビームを基本としています。ハイビームがロービームよりも遠くまで照らせて歩行者や障害物を早期に発見できるため、安全性を高める効果があるからです。ハイビームは約100メートル先まで照らすことができ、ロービームの照射距離約40メートルと比較すると、その差は歴然です。
しかし、ハイビームの使用は常に正しいわけではありません。対向車や前走車がいる場合、ハイビームの強い光はドライバーの視界を妨げ、危険な状況を引き起こす恐れがあるからです。
このような状況では、ロービームに切り替えることが義務付けられています。ハイビームのまま走行を続けると「減光等義務違反」となり、6000円の反則金が科せられる可能性があるでしょう。
ハイビームの使用が推奨される場面
ハイビームは、周囲に他の車両や歩行者がいない暗い道路や見通しの悪い場所で特に有効です。このような状況では、ハイビームを使用することで視界を最大限に広げ、潜在的な危険を早期に察知できます。
例えば、街灯が少ない郊外の道路や山間部など、周囲が暗い状況ではハイビームが効果的です。ハイビームによって遠くまで見通せるようになるため、道路状況の把握がしやすくなり、安全な運転につながります。
また、見通しの悪いカーブや交差点に差し掛かる前にも、ハイビームに切り替えることで、対向車や歩行者の有無を事前に確認できます。
ハイビームの使用を控えるべき場面
対向車や前走車がいる場合には、ハイビームの使用は控えなければなりません。ハイビームの強い光は、ドライバーの視界を奪い、運転操作に支障をきたす可能性があります。
また、交通量の多い市街地などでは、ロービームを使用することが一般的です。市街地では、街灯や他の車両のライトによってある程度の明るさが確保されているため、ハイビームの必要性は低いでしょう。むしろ、ハイビームを使用することで、周囲のドライバーの視界を妨げる可能性が高くなります。
さらに、霧や雪などの悪天候時にも、ハイビームの使用は控えてください。ハイビームの光が霧や雪に反射し、視界が悪化する可能性があります。このような状況では、ロービームを使用するか、フォグランプを点灯させることで、視界を確保しましょう。
ハイビームの適切なタイミングと操作方法
ハイビームとロービームの切り替えは、適切なタイミングと操作方法で行う必要があるでしょう。対向車が接近してきた場合や前走車に追いついた場合には、速やかにロービームに切り替えましょう。
また、ハイビームに切り替える際は、ライトレバーを操作し、ハイビームインジケーターが点灯していることを確認してください。操作方法は車種によって異なる場合があるため、取扱説明書を参照することをおすすめします。
オートハイビーム機能
近年では、周囲の明るさや対向車、先行車の有無を自動で検知し、ハイビームとロービームを自動的に切り替える「オートハイビーム」機能が搭載された車が増えています。
さらに進化した「アダプティブドライビングビーム(ADB)」は、先行車や対向車がいる場合でも、部分的にハイビームの照射範囲を調整することで、良好な視界を確保しながら幻惑を防ぎます。
これらの機能は安全運転を支援する上で非常に有効ですが、全ての状況に対応できるわけではありません。ドライバーは常に周囲の状況に注意を払い、必要に応じて手動で切り替えるようにしましょう。
安全運転のためにハイビームとロービームを使い分けよう
ハイビームとロービームは、それぞれ異なる役割を持つヘッドライトです。状況に応じて適切に使い分けることで、夜間の安全運転を確保できます。
ハイビームは、周囲に他の車両や歩行者がいない暗い道路や見通しの悪い場所で有効ですが、対向車や前走車がいる場合はロービームに切り替えることが必須です。
ハイビームとロービームの適切な使い分けは、ドライバーとしての責任であり、安全運転の基本です。交通ルールを遵守し、周囲の状況に気を配りながら、安全な運転を心がけましょう。
出典
反則行為の種別及び反則金一覧表 警視庁
道路交通法 第52条
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー