キャンピングカーのような「8ナンバー」は税金が安いって本当? 仕組みと税額を解説

配信日: 2025.02.22

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キャンピングカーのような「8ナンバー」は税金が安いって本当? 仕組みと税額を解説
自動車の使用用途によって、乗用車で使われる「3ナンバー」や「5ナンバー」、貨物車で使われる「1ナンバー」や「4ナンバー」以外に「8ナンバー」が使われています。パトカーや救急車、キャンピングカーなどで見かけたことがある人もいるでしょう。
 
8ナンバーの自動車に関する税金ですが、同じ排気量の乗用車と比べて安いといわれています。
 
そこでこの記事では、8ナンバーの仕組みと税額について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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8ナンバーの定義と種類

8ナンバーとは、ナンバープレートに書かれた「車の分類を表すナンバー」の1つです。8から始まるため8ナンバーと呼ばれています。道路運送車両法施行規則に基づく通達の「自動車の用途等の区分について(依命通達)」において定められた「特種用途自動車等」に区分された自動車に使用されるナンバーです。
 
「特種用途自動車」とは、「主な使用目的が特種で、そのために必要な構造や装備を持っている自動車」を指します。使用目的とその自動車例は表1の通りです。
 
表1

使用目的 自動車例
専ら緊急の用に供するための自動車 警察車・救急車・消防車・防衛省車・血液輸送車等
法令等で特定される事業を遂行するための自動車 教習車・霊柩車・採血車・放送中継車・給水車等
特種な目的に専ら使用するための自動車 キャンピングカー・現金輸送車・コンクリートミキサー車等

※国土交通省自動車局「自動車の用途等の区分について(依命通達)」を基に筆者作成
 
個人が乗用目的で所有する自動車ではないため、基本的には国の機関や団体、企業が目的に応じて所有する自動車が該当していると分かるでしょう。その中で、個人で所有できる特種用途自動車にキャンピングカーがあります。
 

8ナンバー車の税金

8ナンバーの自動車にかかる税金は、通常の自動車よりも安く設定されているようです。ここでは個人で所有が可能なキャンピングカーを例に解説します。
 

自動車税

自動車税は、毎年4月1日時点で自動車を所有している者に課せられる税金です。排気量の区分ごとで金額は異なります。2019年以降に新規登録した乗用車と8ナンバーキャンピングカーに課される自動車税との比較は表2の通りです。
 
表2

総排気量区分 乗用車 キャンピングカー 差額
1.0リットル以下(電気自動車含) 2万5000円 2万円 5000円
1.0リットルから1.5リットル以下 3万500円 2万4400円 6100円
1.5リットルから2.0リットル以下 3万6000円 2万8800円 7200円
2.0リットルから2.5リットル以下 4万3500円 3万4800円 8700円
2.5リットルから3.0リットル以下 5万円 4万円 1万円
3.0リットルから3.5リットル以下 5万7000円 4万5600円 1万1400円
3.5リットルから4.0リットル以下 6万5500円 5万2400円 1万3100円
4.0リットルから4.5リットル以下 7万5500円 6万400円 1万5100円
4.5リットルから6.0リットル以下 8万7000円 6万9600円 1万7400円
6.0リットルから 11万円 8万8000円 2万2000円

※栃木県「令和 6 (2024)年度自動車税 (種別割) 税率早見表」を基に筆者作成
 
例えば、排気量2リットルの乗用車の場合、3万6000円で、同排気量のキャンピングカーの場合2万8800円です。差額は7200円であり、3万6000円に対して2割安くおさえられています。
 

自動車重量税

新規登録や車検の際に支払う税金に自動車重量税があります。自動車重量税の金額も、車両重量や取得からの年数が同じ条件の場合、普通乗用車と比べて安い特徴があります。
 
例えば、車両重量が2トンの場合、2年継続車検時に支払う自動車重量税は、エコカー対象外の普通乗用車の場合、3万2800円とされています。8ナンバーのエコカー対象外のキャンピングカーの場合は、1万6400円となります。2トンでの同重量の場合、1万6400円安い設定です。
 

8ナンバー車両は自動車税や自動車重量税が安いが、初期投資や税金以外の維持費がかさむ可能性がある

キャンピングカーのような8ナンバーの車両は、特種用途での使用が目的の自動車です。特種用途自動車に対する税金は、同排気量の乗用車と比較した場合安く設定されている傾向があるようです。
 
しかし、キャンピングカーは初期投資や、キャンピングカーとしての機能を維持するために必要な経費が別にかかる場合があるため、購入を検討する際には、税金面だけでなく、総合的に検討することをおすすめします。
 

出典

国土交通省 自動車の用途等の区分について(依命通達)
栃木県 令和 6 (2024)年度自動車税 (種別割) 税率早見表
国土交通省 令和5年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方(フローチャート)その1
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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