昔の日本で発行されていたレアな紙幣を紹介! 「プレミア価値」はある?

配信日: 2025.02.23

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昔の日本で発行されていたレアな紙幣を紹介! 「プレミア価値」はある?
日本銀行の公式ホームページに掲載されている「その他有効な銀行券・貨幣」では、現在流通していないものの有効な紙幣や貨幣が数多く紹介されています。古い紙幣の中には、希少性の高さからプレミア価格で取引されるケースも珍しくありません。
 
本記事では、過去に発行された日本の紙幣の価値や市場価格を詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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旧札とは?

旧札とは、現在発行されていない紙幣のことです。
 
日本銀行によると、1885年に日本銀行として初めてお札を発行してから、これまで56種類の銀行券(お札)を発行しています。現在では、そのうちの25種類の銀行券が有効とされ、現在発行されている紙幣と同じように利用が可能です。
 
旧札には、大きく分けて「旧紙幣」と「古紙幣」があります。
 
旧紙幣とは、新規発行が終了している紙幣のことです。額面通り使用できますが、なかにはプレミア価値がつくケースもあります。エラー印字されているケースや紙幣に記載されている「記番号」が特殊なケース、旧札で帯付きのケースは、高値で取引されるケースが多くあります。
 
一方で古紙幣とは、旧紙幣よりも以前に発行された紙幣のことです。現行の紙幣と同じようにお金として使用することはできませんが、プレミア価格で取引される紙幣が多く、なかには数千万円で売却されるケースもあります。
 

額面別・旧札の価値

ここでは、額面別に見た旧札の価値を詳しく解説します。紹介する価値はあくまでも目安であり、買取価格を保証するものではないため、注意してください。
 

旧1万円札

旧1万円札には、福沢諭吉が描かれているもの、そして聖徳太子が描かれているものの2種類が存在します。
 
福沢諭吉1万円札(日本銀行券D・E号)は1万円前後で取引されるケースがほとんどですが、1958年から1986年に発行された「聖徳太子1万円札(日本銀行券C号)」は、状態が良いものであれば3万〜4万5000円前後で取引されます。
 

旧5000円札

旧5000円札のなかでも「新渡戸稲造5,000円札」と「樋口一葉5,000円札」は、額面を超えて取引されるケースが少ないとされています。
 
しかし、1957年から1986年に発行された「聖徳太子5,000円札」は高値で取引される場合があります。状態の良いものであれば、8000円前後で取引されるケースもあるようです。特に、記番号の頭部分がアルファベット1桁の場合、もしくは未使用品である場合は、高値で取引される可能性が高いといえます。
 

旧1000円札

1000円紙幣は、「日本武尊」「聖徳太子」「伊東博文」「夏目漱石」「野口英世」の5種類がありますが、なかでも高値で取引されるのが1942年から1946年に発行された「日本武尊1,000円札」です。状態がよい紙幣の場合は、25万円前後で取引されるケースもあるでしょう。
 

200円札

1927年の昭和金融恐慌時に発行された200円札は、非常に貴重な旧札の一つです。なかでも、1927年から1946年に発行された「裏白200円札」は、裏面の印刷が省かれているレア紙幣です。現存数が非常に少なく、最低でも100万円以上の価値が期待できます。
 
その他にも、「裏赤200円札」は数万円から20万円前後、そして「藤原鎌足200円札」は数千円以上から5万円程度で取引される可能性が高いでしょう。
 

100円札

100円札は1872年から1974年にかけて発行された旧札で、なかには極めて価値が高いものも存在します。
 
特に「明治通宝100円札」「大黒100円札(旧兌換銀行券)」「めがね鎌足100円札(改造兌換銀行券)」などは、数百万円から1000万円以上で取引されるケースも珍しくありません。
 
もしも100円札を持っている場合は、専門の買取店で一度鑑定を受けてみてください。
 

旧札の価値を確認したい場合は買取専門店に相談しましょう

旧札には、現在でも使用できるものと、流通が終了していて高額取引されるものが存在します。特に、希少価値の高い紙幣は額面以上の価格で売買されることが多く、コレクター市場でも高い人気を集めています。
 
現在手元に旧札がある場合は、思わぬ高値で売却できるかもしれません。状態や発行年代を確認し、専門の買取業者に相談してみましょう。
 

出典

日本銀行 その他有効な銀行券・貨幣
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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