旧一万円札の聖徳太子が「二重に印刷」されていた!これって実は価値がある?

配信日: 2025.02.25

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旧一万円札の聖徳太子が「二重に印刷」されていた!これって実は価値がある?
私たちが普段手にすることがあるお札の中には「エラー紙幣」や「プレミア紙幣」とよばれるものもあります。
 
これらは希少価値が高く、高値で買い取ってもらえる可能性があります。そのため、手にすることがあればその価値について調べてみてもよいかもしれません。
 
本記事では、エラー紙幣に価値がある理由や印刷エラーの種類・買い取り価格について詳しくご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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エラー紙幣はなぜ価値があるのか?

わが国の紙幣は国立印刷局が製造していますが、まれに印刷エラーが発生することがあるようです。エラー紙幣は単に破れていたり汚れていたりする紙幣のことではなく、製造過程におけるミスにより発生した紙幣のことをいいます。
 
本来であれば厳密に管理されているため、このような紙幣が世に出ることはないはずです。しかし、何らかの要因により流出してしまったエラー紙幣は希少価値が高くなり、コレクターなどの間で高値で取引される場合があるようです。
 

印刷エラーの種類と特徴

今回の事例では「旧一万円札の聖徳太子が二重に印刷されていた」ということですが、エラー紙幣には二重印刷以外にもさまざまな種類があります。例えば、以下のようなエラー紙幣が発見された事例があるようです。

●印刷が欠けている
●絵柄が片面のみに印刷されている
●裏面のデザインが表面に印刷されている
●絵柄がずれている
●裁断の際にカットされるはずの紙(福耳)が残っている
●紙幣下部のアルファベットと数字が表裏で異なっている

このような紙幣を発見したら銀行で交換してもらうよりも、買い取りに出してみることをおすすめします。
 

エラー紙幣の鑑定ポイントと買い取り価格

エラー紙幣は希少性が高いほど高額買い取りされる可能性があります。「なぜこのような紙幣が検査を通り抜けられたのか?」というような珍しいエラーのものほど希少性が高くなりやすいでしょう。
 
実際に、どのような種類のエラー紙幣がいくらくらいで買い取りされているのか、事例をご紹介します。

●守礼門 2000円札/JL記号エラー紙幣:16万円
●聖徳太子 100円札/福耳エラー紙幣:3万円
●聖徳太子 100円札/シワエラー紙幣:5000円
●聖徳太子 100円札/不換紙幣:1500円

エラー紙幣の買い取り価格は業者によって異なるため、複数の買い取り業者に査定を依頼してみるとよいでしょう。
 

エラー紙幣を買い取りに出す際の注意点

古い紙幣は偽物が出回っている可能性もあるため、買い取りに出す前に確認しましょう。日本銀行によると、聖徳太子が描かれている旧一万円札には凹版印刷が採用されており、表面を触るとざらざらしています。また、すかしが入っているかどうかなどのチェックをおすすめします。
 
紙幣が汚れていてもそのまま買い取りに出しましょう。汚れを落とそうとしたりしわを伸ばそうとしたりすると、破れるなどして買い取り価格が下がる可能性があります。ただし、入手したときの状態をできるだけ保つために、直射日光や湿気を避け、風通しのよい場所で保管しておくとよいでしょう。
 
複数の買い取り業者に見積もりを依頼し、比較して選ぶのも大切です。
 

エラー紙幣は高額買い取りしてもらえる可能性がある

今回の事例のように、二重印刷されているなどのエラー紙幣は希少価値が高く、高値で買い取ってもらえる場合もあるでしょう。
 
エラー紙幣には二重印刷以外にも、印刷の欠けや記号エラーなどさまざまな種類があり、希少性が高いほど買い取り価格も高くなる可能性があります。
 
買い取りに出す前に、偽物でないかチェックしたり、複数の買い取り業者を比較したりしておくとよいでしょう。
 

出典

日本銀行 銀行券/国庫・国債 銀行券の偽造防止技術について ―一万円券(聖徳太子)・五千円券(聖徳太子)・千円券(伊藤博文)・五百円券(岩倉具視)―
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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