「東京と地方」の「家賃差」はどれくらい? 「車の維持費」がかからない東京の方が得?

配信日: 2025.02.27

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「東京と地方」の「家賃差」はどれくらい? 「車の維持費」がかからない東京の方が得?
東京では車を持たない生活を送る人も多くいますが、地方と比較した場合、家賃の高さを考慮すると生活コストに大きな差はあるのでしょうか。今回は、東京と地方の家賃差や車の維持費をデータに基づき比較し、生活コストの実際の違いを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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東京と地方の家賃差

東京の家賃が高い傾向にあることは、広く知られているようですが、具体的に地方とどの程度の差があるのでしょうか。全国賃貸管理ビジネス協会の「全国家賃動向」(2024年12月調査)によれば、東京都の平均家賃は7万7725円と、全国平均の5万6714円を大きく上回っています。
 
また、LIFULL HOME’S PRESS調べ(2025年1月掲載)によると、東京23区のシングル向け物件の平均家賃は10万3914円でした。これに対し、大阪府は6万1356円、愛知県は5万5812円ですので、大都市を抱える地方と比較しても4万5千円前後の差があるようです
 
また、ファミリー向けの住宅は、23区内が21万7710円に対し、大阪府では8万7875円、愛知県では7万5480円と、地方との差はさらに広がります。物件の広さや立地条件にもよりますが、23区内の家賃が地方に比べて格段に高いことは明らかです。
 
しかし、23区外では、シングル向けの平均家賃は5万9673円、ファミリー向けでも10万5722円と、地方との差が逆転したり縮まったりします。このことから、同じ東京でも23区内とそれ以外では、家賃に大きな違いがあることが分かります。
 

地方における車の維持費

地方では公共交通機関が十分に発達していない地域も多く、車が生活の必需品となる場合が少なくありません。そのため、地方に住む場合には、車の維持費は生活費として必要になります。
 
車の維持費にはガソリン代、自動車保険料、自動車税、車検費用、駐車場代などが含まれます。総務省統計局による「家計調査 家計収支編 2023年」の都市階級別の自動車等維持費を比較してみると、人口5万以上15万未満の小都市Aは月平均1万6932円、人口5万未満の市及び町村の小都市B・町村は1万8920円でした。
 
また石油連盟の調査によると2023年時点で、年間ガソリン支出金額は小都市Aが6万8418円、小都市B・町村が8万8399円とされています。
 
ガソリン価格が高騰する昨今では、この負担がさらに増加する可能性も考えられます。
 

生活コスト全体での比較

家賃と車の維持費を比較すると、東京の家賃負担が目立ちますが、生活費全体で見るとどうでしょうか。食費や光熱費などを含む生活コストを総務省統計局の「家計調査 家計収支編 2023年」から確認してみます。
 
東京23区内では食費が月平均7万8027円であるのに対し、小都市Aは6万7547円、小都市B・町村では6万5430円と23区内のほうが高い傾向です。消費支出全体では、23区内が27万9319円、小都市Aが24万7460円、小都市B・町村が24万722円と、3万円程度の差がみられます。
 
車の維持費が不要であっても、生活費が高いため、コスト差は縮まる可能性があるでしょう。
 

ライフスタイルによって異なる

東京23区と地方の家賃は、かなり差があることが明確となりました。地方では車の維持費が必要になりますが、そのぶん東京では生活費も高い傾向があるため、一概にどちらがよいか判断するのは難しいと考えられます。
 
また、東京といっても23区とそれ以外では家賃に大きな差があります。どうしても東京で安く住みたい場合には、家賃が地方都市と差が少なかったり、逆に安かったりするエリアを検討してみるのもよいのかもしれません。
 
自身の生活スタイルや支出額などで左右されるため、ぜひ自分の生活費などから計算し、比較してみてください。
 

出典

全国賃貸管理ビジネス協会 全国家賃動向
LIFULL HOME’S PRESS 【2024年12月 賃貸 首都圏版】LIFULL HOME’Sマーケットレポート
LIFULL HOME’S PRESS 【2024年12月 賃貸 近畿圏版】LIFULL HOME’Sマーケットレポート
LIFULL HOME’S PRESS 【2024年12月 賃貸 愛知・札仙広福版】LIFULL HOME’Sマーケットレポート
e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 2023年(総務省統計局 )
石油連盟 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり年間ガソリン支出金額(総世帯)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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