結婚式に持参する「ご祝儀」の平均っていくら? 相場とされる「3万円」を包んでいる人はどれくらいいるの?

配信日: 2025.02.27

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結婚式に持参する「ご祝儀」の平均っていくら? 相場とされる「3万円」を包んでいる人はどれくらいいるの?
結婚式に持参するご祝儀は、一般的に「3万円」と考えられています。
 
しかし、実際に3万円を包む必要はあるのでしょうか。本記事では、ご祝儀に3万円包む理由や平均額を解説します。また、ご祝儀にまつわる疑問も解説するので、参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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結婚式ではなぜご祝儀が必要?

結婚式でゲストがご祝儀としてお金を包むようになった理由には、さまざまな説があるとされています。
 
「ご祝儀」とは、もともとお祝いの儀式を指す言葉だったとされています。また、お祝いの席で手伝いをしてくれる人への「心付け」として渡すお金を指していたともいわれているようです。
 
それが時代とともに変化し、今では結婚式をはじめとしたお祝いの席で、お祝いの気持ちを表すために渡すお金のことを「ご祝儀」と呼ぶようになったのです。
 
また、かつての結婚式は、現在のようにホテルや専用の式場で行われるのではなく、自宅で催されるものでした。そのため、参列者が食べ物や飲み物を持参していた名残で、お金を包むようになったともいわれています。
 

ご祝儀は3万円包まなければいけないのか

結婚式でご祝儀として包む金額は、一般的に3万円が相場とされています。この金額の内訳は、結婚式の披露宴での飲食代や引き出物の相場が2万円とされるため、それらを負担するための2万円とお祝いの1万円であるという説があります。
 
なお、ウェブスターマーケティング株式会社が運営している情報メディア「LoveMA(ラブマ)」で実施した、結婚式に参列したことのある男女300人を対象に「結婚式で実際に包んだご祝儀の金額」に関するアンケート調査でも、友人や職場の結婚式に持参したご祝儀の金額は、「3万円」が全体の73%と最も多い回答でした。
 
また、調査全体の平均額も「3万1833円」という結果です。
 

ご祝儀が3万円以上必要なときとは

新郎新婦の親族や 会社の上司、親友など、より近しい関係にある場合には、ご祝儀に3万円以上用意するべきなのかと悩むこともあるかもしれません。
 
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会によると、2024年度におけるご祝儀の平均額は、兄弟・姉妹が6万52円、叔父・叔母は8万1629円、職場の上司が3万7505円でした。
 
どの立場で参列するかによって用意したほうがよいとされる金額は異なると考えられます。また、同じ立場の人が参列する場合は、事前に相談して金額をそろえておくようにするのもよいでしょう。
 

ご祝儀にまつわる疑問

ご祝儀に関する疑問をいくつか解説します。ご祝儀で困ったことがあれば参考にしてみてください。
 

金額のマナー

ご祝儀に包む金額を3万円以外の金額にする際も、奇数にするのが一般的です。これは、2で割り切れる金額が「別れる」を連想させてしまうからです。
 
ただし、8万円であれば縁起のよい「末広がり」を意味することから、偶数でもよいとされています。一方で、9万円は偶数ではありませんが「苦(く)」を連想させるため控えるようにしましょう。
 

結婚式に招待されたものの参列できない場合

どうしても参列できない日程だった場合、可能であればお祝いだけでも渡したほうがよいとされているようです。参列する際に3万円包む予定だった場合は、その3分の1である1万円を目安にするとよいでしょう。
 

参列者の約7割がご祝儀に「3万円」を包んでいるが、マナーを守って祝福する気持ちが大切

結婚式のご祝儀に決まった額はないようです。しかし、気持ちよく参列し、今後も良好なお付き合いをするためには、周囲に合わせて「3万円」を包んだほうが問題は起こりにくいと考えられます。
 
もし3万円以外の金額を包みたい場合は、周りの参列者と相談してから決めたほうがよいかもしれません。
 

出典

ウェブスターマーケティング株式会社 「結婚式で実際に包んだご祝儀の金額」に関するアンケート調査(PR TIMES)
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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