春から新社会人になりますが、「家賃5万円以内」で「23区内」に住みたいです。都内にそんな安いところはないですか?やはり都内で家賃5万円以内の一人暮らしは難しいでしょうか…?

配信日: 2025.03.20

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春から新社会人になりますが、「家賃5万円以内」で「23区内」に住みたいです。都内にそんな安いところはないですか?やはり都内で家賃5万円以内の一人暮らしは難しいでしょうか…?
一人暮らしをするのであれば、都会に住みたいと考える方も多いのではないでしょうか。しかし都市部は家賃が高い傾向にあり、金銭的な余裕がなければ住むのは難しいため、断念せざるを得ない方もいるかもしれません。
 
当記事では、東京都23区の単身者向けアパートの平均家賃や、一人暮らしをする際の家賃の目安、都内でできるだけ家賃を抑える方法について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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東京都23区の単身者向けアパートの家賃は「平均6万7500円程度」

アットホーム株式会社の「2025年1月 全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」では、東京都23区内における30平方メートル以下シングル向きアパートの平均家賃は6万7499円と報告されています。なお、東京都下の同条件におけるアパートの平均家賃は5万5070円です。いずれも前年同月と比べて金額が上がっていることが分かります。
 
また、総務省は「2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年(令和7年)1月分」において、総合指数は111.2であり、前年同月比は約4%上昇していると発表しました。
 
さらに、「住居」の物価指数は103.5であり、前年同月比は0.8%上昇しています。物価の上昇によってアパートを管理したり修繕したりするコストが増加し、家賃も高騰していると考えられます。
 

家賃は「手取りの3分の1」がひとつの目安

一人暮らしをする物件を探すうえで、収入に対する生活費のシミュレーションは欠かせません。なるべく家賃が生活を圧迫しないように、どのくらいの金額までであれば支払えるのか計算しておくのがおすすめです。
 
家賃は、手取り額の3分の1を目安にするとよいといわれています。例えば、家賃が6万円の物件に住みたい場合は手取り18万円程度の収入が必要という計算です。収入からは社会保険料や税金が引かれるため、額面ではなく実際に手元に残る手取りの金額をもとに算出しましょう。
 
なお、家賃はなるべく安く抑えるのが理想ですが、家賃の安さのみで物件を決めてしまうのはあまり望ましくありません。場所によっては交通費がかさんでしまい、かえって出費が多くなってしまうこともあります。家賃のほかにも、水道光熱費や食費、通信費、交通費などの具体的な金額を計算して、見通しを立てましょう。
 

東京都内でなるべく家賃を抑える方法

東京都23区やその周辺は家賃が高い傾向にあるため、家賃相場が安いエリアで物件を探すのがおすすめです。しかし、交通の便が悪かったり、通勤している場所から遠かったりすると、日々の生活が不便になるだけではなく、交通費もかさんでしまいます。住みやすさもある程度考慮することが大切です。
 
また、新生活が始まる直前の12月から4月にかけては物件を探す人が多くなります。しかし、不動産会社の繁忙期を過ぎると物件を探す人が少なくなるため、空室を減らすためにオーナーが家賃を下げて再度入居者を募集することがあるようです。したがって、物件を探す際はできるだけ繁忙期を避けるとよいでしょう。
 
また、自分が希望する条件を見直すことも大切です。築年数や駅からの距離、風呂とトイレが別かどうか、和室か洋室かなどによっても家賃は大きく変わるケースがあるため、優先順位の低い条件は譲歩しながら物件を探すとよいでしょう。
 

まとめ

近年は家賃が高騰しており、東京都内で家賃5万円以下の物件で一人暮らしをするのは、条件によっては難しいかもしれません。しかし、家賃相場が安いエリアで物件を探したり、物件を探す人が少ない時期を狙って探したりするなど、家賃を安く抑える工夫はできます。なるべく家賃を抑えて、余裕のある暮らしを目指しましょう。
 

出典

アットホーム株式会社 全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2025年1月)(3~4ページ)
総務省 2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年(令和7年)1月分(1~2ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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