来月「3歳下の妹」が結婚することになりました。友人の結婚式なら「3万円程度のご祝儀」が一般的かと思いますが、「親族」の場合はいくら包むべきでしょうか?
配信日: 2025.03.26

それでも株式会社マイナビや厚生労働省の調査によると、2023年に婚姻したカップルの数は47万4717組、そのうち結婚式を挙げたのは45.3パーセントとのことです。人生の大事なセレモニーとして結婚式を挙げるカップルは根強く存在するものと思われます。
結婚式で気になることの一つは、招待された時にご祝儀をどのくらい包むかということでしょう。親族だと多めに包むとも言われていますが、実態はどうなっているのでしょうか。本記事では親族のご祝儀について解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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兄弟姉妹へのご祝儀は「平均6万52円」
全日本冠婚葬祭互助協会が令和5年に実施した「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査」によると、令和5年時点で兄弟姉妹へのご祝儀は平均で6万52円でした。
また、この調査によると、3万円と解答した人が27.1パーセントと最も多く、次いで5万円が26.2パーセント、10万円以上が23.5パーセントの順となっています。
ちなみに前回の調査(2017年)では、平均は5万4676円で、5万円と解答した人が38.4パーセントと最も多く、次いで10万円以上が22.7パーセント、3万円が22.1パーセントの順序になっています。
叔父叔母やその他の親戚の場合は高額なご祝儀を包むケースも
同調査によると、令和5年時点で新郎新婦の叔父・叔母からのご祝儀の平均は8万1629円でした。また、この調査によると、10万円以上と回答した人が43.8パーセントと最も多く、次いで5万円が35パーセント、3万円が12.9パーセントの順になっています。
一方で兄弟姉妹、叔父・叔母以外の親族からのご祝儀の平均は11万7568円でした。内訳をみると、10万円以上と解答した人が54.4パーセントと最も多く、次いで5万円が19.8パーセント、3万円が12.8パーセントの順になっています。
友人や職場の同僚・上司・部下へのご祝儀は「3万円」が一般的
ご祝儀の額は親族以外の人では少なくなるようです。同調査によると、友人へのご祝儀は平均で3万960円で、3万円と解答した人が83.4パーセントと群を抜いて最も多く、次いで5万円以上が6.7パーセント、その他が6.6パーセントの順となっています。
また、職場の同僚・上司・部下へのご祝儀も3万円が一般的なようです。例えば同僚へのご祝儀は平均で3万1696円で、3万円と解答した人が80.4パーセントと、こちらも3万円が群を抜いて多くなっています。これについては、次いで5万円以上が5.8パーセント、2万円が3.3パーセントの順です。
まとめ
結婚式やそれに続く披露宴を挙げるとなると、かなりのお金がかかります。招待客の人数、式場の規模や場所などによって異なりますが、株式会社リクルートが運営する「ゼクシィ」が実施した、「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、挙式、披露宴・ウェディングパーティーにかかる費用総額の平均は、343万9000円とされています。
昨今では出費を抑えるためにレストランを借り切って式場の代わりに使うなどの動きも見られます。
それでも数十人の人を招待すれば、まとまった金額がかかることは想像に難くありません。ご祝儀はお祝いの気持ちを示すものですが、新郎新婦にとっては挙式の費用を賄うものでもあります。新郎新婦との関係性を踏まえて、適切な額のご祝儀を包むようにしましょう。
出典
株式会社マイナビ マイナビウエディング「2023年 結婚・結婚式の実態調査」
厚生労働省 令和5年(2023) 人口動態統計月報年計(概数)の概況(14ページ)
全日本冠婚葬祭互助協会 祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度) 集計結果
株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2024 首都圏(41ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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