小学生までは「学年×100円」のお小遣いを渡していましたが、息子は来年中学生。どのくらいの金額にしたらいいのでしょうか?
配信日: 2025.03.28

例えば、小学生の間は「学年×100円」などのルールで済んでいたとしても、中学生になると行動範囲や必要な支出も広がり、これまでのやり方では通用しなくなることもあります。
そこで本記事では、中学生のお小遣いの平均額や渡し方の工夫、金額以上に大切な“お金の使い方を学ぶ視点”について考えていきます。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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中学生のお小遣い、目安はどれくらい?
中学生になると、交友関係や行動範囲が広がり、日常的にお金を使う機会が増えてきます。では、実際に他の家庭ではどのくらいのお小遣いを渡しているのでしょうか。
株式会社ベネッセコーポレーションが運営する「ベネッセ教育情報」による、「おこづかいに関するWEBアンケート」(2024年1月、総数1175名)では、中学生のお小遣いの金額として「月1000円〜3000円未満」と答えた人が最も多く42%を占めていました。
次いで、「月300円未満」が25%、「月3000円〜5000円未満」と回答した人が14%と続きます。この結果から、中学生のお小遣いは「月2000〜3000円台」が一つの目安になっていると考えられるでしょう。
月額制? 必要なときだけ? 渡し方にも違いがある
中学生になると、お金の管理能力も少しずつ育ってきます。そのため、「定額制」で決まった金額を渡す家庭が多くなります。
定額制のメリットは、子どもに予算を計画的に使う習慣が身につくことです。例えば、月のはじめに3000円渡したら、そのなかでお菓子、文房具、外出費などをやりくりしてもらいます。
「使い切ってしまったら追加なし」というルールにすることで、自然とお金の使い方を考える力が養われます。また、高価なものを購入したい場合には、貯金する習慣も身につけることが期待されます。
一方、「必要なときだけ渡す」方式では、無駄遣いを防ぎやすいという利点があります。ただし、この方法では計画的なお金の使い方を学ぶ機会が少なくなる傾向があります。また、親としては毎回渡すかどうかを判断する手間が増える側面もあります。
このようなことから、お金を計画的に使う力を育てたい場合には定額制がおすすめですが、必要性に応じて柔軟に対応したい場合には都度払い方式も選択肢となります。どちらの方法にもメリット・デメリットがあるため、家庭の方針や子どもの性格に合わせて選ぶとよいでしょう。
金額よりも大切な「ルール」の設定
金額そのものよりも大切なのは、「どんなルールで渡すか」です。お小遣いを通して金銭感覚を育てるには、親子でルールを決めておくことが重要です。例えば、次のようなルールが推奨されます。
(1)お小遣い帳をつける
支出と収入を記録することで、自分のお金の流れを把握しやすくなります。
(2)無駄遣いをしない(明らかに浪費と思われる使い方を見直す)
浪費と思われる使い方があった場合、一緒に見直す習慣をつけます。
(3)目的を持って貯金をすることを促す
欲しいものや目標に向けて計画的に貯金する力を養います。
(4)追加のお小遣いは原則なし
ただし、特別な理由がある場合には説明させたうえで検討する柔軟性も持たせます。
また、「何に使っていいか」を明確にしておくのも大切です。例えば、「文房具は親が負担する一方、お菓子や友だちとの外出費用はお小遣いから出す」といった線引きを設けることで、子どもがお金の使い道に悩むことが減るでしょう。
これらのルールは、家庭ごとの方針や子どもの性格に合わせて柔軟に設定することがポイントです。親子で話し合う時間を持つことで、子ども自身がお金について考えるきっかけにもなります。
親子で話し合って決めることが成長につながる
「中学生になったから、いくら渡すべきか?」という疑問は、正解が一つではありません。大切なのは、金額や渡し方を親だけで決めるのではなく、子どもとよく話し合うことです。
「今まで通り学年×100円じゃ足りないと思う?」
「何に使いたいと思ってる?」
「月に○円でやりくりするにはどうしたらいいと思う?」
こうした会話を重ねることで、子どもは自分で考える力や責任感を身につけていきます。また、お金の話をオープンにすることで信頼関係も育まれ、コミュニケーション力や交渉力も向上します。
お小遣いは、金額そのものよりも「お金を通して学ぶこと」が何よりの価値です。中学生という成長期だからこそ、お金との付き合い方を少しずつ教えていくチャンスと捉えましょう。
お小遣いを通じて子どもの自立心を育てよう
中学生のお小遣いは、月2000〜3000円程度が目安です。ただし、渡し方やルールによっても意味合いや効果が変わります。定額制で毎月一定額を渡すことで、予算管理の力を育むことができる一方、必要なときだけ渡す方式には浪費を防ぐメリットがあります。
どちらの方法にも利点と課題があるため、親子で話し合いながら家庭に合った方法でルール作りをすることが大切です。成長期にある中学生にとって、お小遣い制度はお金との付き合い方を学ぶ第一歩となります。お金を通じて自立心や責任感を育むよい機会として活用しましょう。
出典
株式会社ベネッセコーポレーション ベネッセ教育情報 いくらあげてる?ルールは?小学生・中学生のお小遣い事情。金銭感覚が身に付く渡し方・注意点も
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー