祖母の遺品から「2020年東京オリンピック記念硬貨」が5枚出てきました。まだ新しいのでプレミアはつかないのでしょうか?
配信日: 2025.03.30 更新日: 2025.03.31

例えば記念硬貨などはプレミアがついて高値で売れる可能性もあるため、処分したり保管しておいたりするよりも買い取りに出した方がいい場合もあるでしょう。
本記事では、2020年に開催された東京オリンピック記念硬貨の種類や価値をご紹介するとともに、プレミアがつく記念硬貨の特徴についても詳しくご紹介します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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東京オリンピック記念硬貨の種類
2020年東京オリンピックの記念硬貨には、以下のような種類があります。
●一万円金貨幣(流鏑馬と心技体)
●千円銀貨幣(水泳)
●百円クラッド貨幣(フェンシング)
●千円銀貨幣(陸上競技/バドミントン/野球・ソフトボール)
●百円クラッド貨幣(空手/スケートボード/スポーツクライミング/サーフィン/ウエイトリフティング)
●一万円金貨幣(「勝利」(野見宿禰像)と「栄光」(ギリシャの女神像)と「心技体」)
●千円銀貨幣(体操/柔道/卓球)
●百円クラッド貨幣(アーチェリー/カヌー/自転車競技)
●千円銀貨幣(ボクシング/レスリング)
●五百円バイカラー・クラッド貨幣(雷神)
●百円クラッド貨幣(サッカー/テニス/バレーボール/ミライトワ)
それぞれ発行年や発行枚数が異なるため、確認しておくといいでしょう。
東京オリンピック記念硬貨の価値はどのくらい?
2020年東京オリンピックの際に発行された記念硬貨を買い取りに出した場合、いくらぐらいの値がつくのか確認してみましょう。
記念硬貨は希少性の高いものほど高く売れるといわれています。東京オリンピック記念硬貨の場合は発行からそれほど年数がたっていないことや、発行枚数が多かったことなどを考えると、現時点ではプレミア価値が高くない可能性があります。
ある買い取り業者の実績は、以下の通りです。(2025年3月15日時点の買い取り価格)
●第三次発行分 一万円金貨幣(「勝利」(野見宿禰像)と「栄光」(ギリシャの女神像)と「心技体」):業者価格 23万500円
●第一次発行分 一万円金貨幣(流鏑馬と心技体):業者価格 23万500円
ただし、買い取り業者によって査定基準は異なると考えられるため、複数の業者に査定を依頼し、比較したうえで依頼した方がいいかもしれません。
高額買い取りしてもらいやすい記念硬貨の特徴
記念硬貨は銀行などで額面通りの価値でお金として利用できますが、中には額面以上の価値がつくものもあるため、確認しておいた方がいいでしょう。
高額買い取りしてもらいやすい記念硬貨には、以下のような特徴があります。
●状態がきれいなもの
●ケースや保証書などの付属品がそろっているもの
●セットになっているもの
現段階ではそれほど価値が高くない東京オリンピック記念硬貨も、長期保管による価値上昇の可能性があると考えられます。将来的に売却することを考えて、丁寧に保管しておくといいでしょう。
現段階ではプレミア価値はつきにくいが、丁寧に保管しておけば将来的に高値で買い取りしてもらえる可能性はある
オリンピックの際に発行された記念硬貨の中でも、希少性の高いものなどは高値で買い取りしてもらえる可能性があります。
今回の事例で出てきた「2020年東京オリンピック」の記念硬貨は、発行からあまり年数がたっていないこともあり、プレミア価値はつきにくいかもしれません。しかし、買い取り業者によっては一万円金貨幣が20万円以上で取引されている実績もあるようなので、今後さらに価値が上がっていく可能性はあります。
将来的に買い取りに出すことを考えて、丁寧に保管しておくといいかもしれません。
出典
独立行政法人 造幣局 貨幣を知る東京2020オリンピック競技大会記念貨幣
(第一次発行分)
(第二次発行分)
(第三次発行分)
(第四次発行分)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー