免許取り立ての娘が「軽自動車だから軽油だと思った」とパニックで帰宅! 誤った油種を入れてしまうと、修理に「50万円」以上かかる場合も!? 対処法を解説

配信日: 2025.03.30 更新日: 2025.04.01

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免許取り立ての娘が「軽自動車だから軽油だと思った」とパニックで帰宅! 誤った油種を入れてしまうと、修理に「50万円」以上かかる場合も!? 対処法を解説
「軽自動車だから、軽油を入れると思ってた……」
 
車に詳しい人なら信じられないかもしれませんが、燃料の種類を間違えるトラブルは意外と発生しています。特に、免許を取ったばかりで車の知識にうとい人であれば「軽自動車だから軽油」と勘違いしてしまうケースは少なくないようです。
 
しかし、ガソリン車に軽油を入れてしまうと、エンジンの故障につながる可能性が高く、最悪の場合、高額な修理費用が発生することもあります。もし燃料を間違えてしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。
 
本記事では、誤った燃料を入れたときの対処方法、故障したときにかかる費用、そして燃料の違いについて詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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ガソリン・軽油、燃料の違いは何?

ガソリンには「レギュラー」と「ハイオク」の2種類があり、ディーゼルエンジン用の「軽油」とは性質が異なるものです。ガソリンの種類はオクタン価によって分けられ、この数値はガソリンのノッキング(異常燃焼)を防ぐ性能を示します。数値が高いほどエンジンがスムーズに動きやすくなります。
 
一方、ディーゼルエンジンでは燃えやすさを示す指標として「セタン価」が使われます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
 
【レギュラー(ガソリン)】
オクタン価が約90~91で、最も一般的な燃料です。価格が比較的安価で、多くの普通車がこの燃料を使用するよう設計されています。適切な燃料を使用することで、エンジンの性能を最大限に発揮でき、メンテナンスコストも抑えられます。
 
【ハイオク(ガソリン)】
オクタン価が95~100と高く、高性能車向けの燃料です。ノッキングを防ぎ、エンジンの性能を引き出しますが、価格が高めです。指定された車両以外で使用すると、性能に影響を与えることもあります。
 
【軽油】
ディーゼルエンジン専用の燃料で、エネルギー密度が高く燃費が良いのが特徴です。価格が安価で、大型車やトラックに適しています。ガソリン車に誤って入れると故障の原因になるため注意が必要です。
 

燃料の入れ間違いに気付いたときにすぐに取るべき行動は?

燃料を入れ間違えた場合、エンジンをかけないことが一番大事です。間違えた燃料がエンジン内部に送られてしまうと、部品の故障を引き起こしたり高額な修理が必要になったりする可能性が高まります。
 
ガソリン車に軽油を入れた場合、エンジンをかけて走行すると、加速が鈍くなり、黒煙を出しながらやがて停止します。一方、ディーゼル車にガソリンを入れた場合、異常燃焼が起こり、排気ガスが白くなった後、エンジンが停止します。どちらも重大な故障につながるため、エンジンをかけずに適切に対処することが重要です。
 
燃料の入れ間違いに気付いたら、エンジンをかける前にロードサービスに連絡し、判断を仰ぐようにしてください。
 

修理や処置の流れは?

燃料を入れ間違えた際の対応は、エンジンをかけたかどうかで大きく異なります。
 

1.エンジンをかけていない場合

この場合、燃料タンクの洗浄のみで済む可能性があります。すぐに整備工場やロードサービスに連絡し、適切な処置を依頼しましょう。修理費用は1~5万円程度が目安です。
 

2.エンジンをかけてしまった場合

燃料がエンジン内部まで送られるため、配管やインジェクター(燃料供給機関)の洗浄・交換が必要になる可能性があります。さらに、異常燃焼によってセンサーやプラグの交換が必要になることもあり、修理費用は10~30万円と高額になることがあります。
 

3.走行してしまった場合

この場合、エンジンのダメージが深刻になり、オーバーホール(エンジンの分解・修理)が必要になる可能性があります。特にディーゼル車は修理費が高額になりやすく、最悪の場合は50万円以上かかるケースもあるようです。
 
誤給油に気づいたら、エンジンを絶対にかけず、早急に燃料を抜き取る処置を行うことが重要です。
 

燃料の入れ間違いを防ぐために

燃料を入れ間違えると、高額な修理費が発生する可能性があります。特に免許を取ったばかりの人、車の知識が少ない人は注意が必要です。
 
軽自動車だから軽油と思い込むなど、勘違いが原因で誤給油するケースもあるため、給油前に必ず燃料の種類を確認する習慣をつけましょう。また、セルフスタンドでは車の給油口のラベルをチェックし、間違いを防ぐ意識を持つことが大切です。
 

出典

JAF 燃料を入れ間違えた場合の対処方法
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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