タクシーを呼ぶ際にかかる「迎車料金」を節約する方法はある？タクシーにお得に乗る方法を解説

タクシーアプリや電話でタクシーを手配する際、「迎車料金」という費用が発生します。しかし、迎車料金は必ずしも発生するとは限らず、タクシー会社によって金額も異なるため、節約できる項目です。
 
そこで、今回はタクシーの迎車料金を節約する方法についてご紹介します。

迎車料金とは

迎車料金は、「迎車回送料金」といい、タクシーを呼ぶ際にかかる料金のことです。迎車料金は会社ごとに金額を設定しており、例えば、日本交通株式会社の場合は表1の料金が発生します。
 
表1

タクシー手配方法	料金
タクシーアプリ「GO」	400円 ※別途アプリ運営会社に対する手数料100円が発生
電話	500円

出典：日本交通株式会社「料金について」を基に筆者作成
 
迎車料金の平均は300～500円程度といわれていますが、会社によっては100円や無料の場合もあるようです。また、「スリップ制」の迎車料金制度を導入している場合もあります。
 
スリップ制とは、迎車距離によって料金が変動する迎車料金制度です。料金の上限距離は1～2キロメートルほどで、仮に迎車距離が2キロメートルを超えても、迎車料金は上限分で変わりません。
 
手配方法や制度、タクシー会社によって、迎車料金は変わるため、毎回同じ金額が加算されるとは限らないでしょう。
 

タクシーの迎車料金は節約できるのか

迎車料金を節約する方法は以下の通りです。

●タクシー手配アプリで迎車料金について検索する
●迎車料金がかからないタクシーアプリを利用する
●タクシー乗り場から利用する
●道路を走行中のタクシーに乗車する

タクシーアプリによっては、タクシーを手配する際に、検索欄から手数料の項目を追加して探す方法があります。また、近年は迎車料金の発生しないタクシーアプリもあるようです。アプリを使用してタクシーに乗る際は、アプリ手数料や迎車料金の発生有無を事前に確認しておくといいでしょう。
 
また、電話などで事前に予約するのではなく、タクシー会社が近距離にあれば徒歩で向かったり、走行中の空車タクシーを見つけたりすると、迎車料金をおさえられます。タクシーの利用方法を見直すと、迎車料金の節約につながるでしょう。
 

タクシーにお得に乗る方法は？

迎車料金以外にも、タクシーに乗る際に料金を節約する方法は多数あります。

●タクシーアプリのクーポンを利用する
●目的地までの最短距離を伝える
●長距離移動は控える
●早朝や深夜の利用を控える
●予約時間に遅れない

迎車や予約を依頼した場合、予定の時間より5～10分ほど遅れると、別途料金が発生するケースがあります。タクシー会社によって追加料金の加算システムは異なりますが、事前にタクシーを手配する際は、確実に間に合う時間にしましょう。
 
また、目的地までの最短距離を伝える際は、一部注意が必要です。最短ルートが渋滞している場合などは、別のルートで目的地に向かう方が、到着時間や費用をおさえられる可能性があります。そのため、必ずしも最短距離が最もいい方法とは限らないことを理解したうえで伝えるといいでしょう。
 

迎車料金は乗り方やタクシーアプリの活用で節約できる

迎車料金は、タクシー会社によって料金のシステムが異なるため、必ずしも発生するとは限りません。また、料金は300～500円程度といわれていますが、より高い場合もあります。
 
そのため、タクシーアプリで迎車料金が安いタクシー会社を探したり、タクシー乗り場で乗車したりすると、費用をおさえられるでしょう。あわせて、迎車料金以外の節約も大切です。
 
例えば、迎車を依頼した際にタクシーを待たせすぎると、別途料金がかかる場合もあります。タクシーに乗る際は、比較や時間管理を大切にし、迎車料金以外も節約しましょう。
 

出典

日本交通株式会社　料金について
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー