雨の日は安全のため、高速を「40km」でゆっくり走行→事故を避けるためなのに「最低速度違反」で罰金の可能性が!? 違反にならないために知っておくべき注意点を解説
配信日: 2025.04.01

高速道路では、最低速度として時速50キロメートルが定められており、これを下回ると法定速度違反となる可能性があります。特に雨の日はスリップ事故を避けるために速度を落としがちですが、極端に遅いと交通の流れを乱し、危険を生むことも考えられます。
本記事では、高速道路での最低速度のルールや違反の罰則、雨の日でも違反にならず安全に走行するためのポイントを詳しく解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次 [非表示]
高速道路には最低速度がある! 時速50キロメートル未満で走ると違反になる理由
高速道路では、最低速度が時速50キロメートルと定められており(道路交通法第75条の4・施行令第27条の3)、これを下回ると最低速度違反となり、反則金が科されます。
最低速度が設けられている理由は、交通の流れの維持と安全確保です。特に、高速道路は高速度での移動を前提としており、低速走行が後続車の急な車線変更や追い越しを誘発し、思わぬ事故につながることがあります。
一般道路でも極端に遅い走行は、周囲の車との速度差を生み、追突事故や無理な追い越しの原因となります。なお事故・故障・悪天候などやむを得ない状況では、道路の状況に応じて臨時の速度規制が行われることがあります。
最低速度違反の罰則とは? 違反点数・反則金を解説
高速道路では、時速50キロメートル未満での走行が最低速度違反とされ、違反者には罰則が科せられます。
最低速度違反の反則金は6000円
最低速度違反をした場合、車種ごとに以下の反則金が発生します。
・普通車/二輪車:6000円
・大型車:7000円
また、最低速度違反には違反点数1点が加算され、累積点数によっては免許停止などの処分を受ける可能性もあります。
悪質な場合は「妨害運転罪」に
故意に遅い速度で走行し後続車の進行を妨げた場合、「妨害運転罪」として処罰される可能性もあります。この場合、最大3~5年以下の懲役または50~100万円以下の罰金が科せられ、違反点数は最大で35点となり、免許取り消し処分となります。
一般道でも遅すぎると違反に? 最低速度違反の基準
一般道には高速道路のような法定最低速度の規定がなく、基本的にどんなに遅く走行しても違反にはなりません。
しかし、特定の条件下では最低速度違反が成立することがあります。
標識による最低速度の指定
一般道でも、道路標識(数字の下に青い線が引かれたもの)で最低速度が指定されている区間があります。この標識がある場所では、指定された速度制限を下回ると違反となります。
交通の流れを著しく妨げる場合
法律上の最低速度はなくても、極端に遅い走行が渋滞や危険な追い越しの原因となる場合、安全運転義務違反として取り締まりを受けることがあります。故意に低速走行を続け、ほかの車両の通行を妨げた場合には厳しく対処されることもあります。
雨の日の運転で注意するポイント
雨の日は路面が滑りやすく、制動距離が長くなるため、安全運転を心がけつつ、スピード違反にならないように適切な速度で走行することが重要です。
スピードの調整
雨の日は路面が滑りやすくなるため、通常よりも速度を落として走行することが重要です。周囲の交通の流れに合わせて走行することで、極端に遅い速度での走行を防げます。
雨の影響で視界が極端に悪くなったり、路面が滑りやすくなったりした場合は、安全を最優先にし、適切な場所で一時的に停車する判断も必要です。
車間距離の確保
雨の日は路面が滑りやすく、ブレーキの利きが悪くなるため、制動距離が2倍近く長くなります。高速道路では通常よりも車間距離を空けると、安全な走行が可能になります。
視界の確保
雨の日は視界が悪くなるため、ワイパーを適切に使用し、雨量に応じて速度を調整することが大切です。また昼間でもライトを点灯することで、自動車の存在を周囲の車両に知らせ、被視認性を高めることができます。
まとめ
雨の日の安全運転を意識して高速道路を時速40キロメートルで走行していたとしても、最低速度である時速50キロメートルを下回るため最低速度違反となり、警察の取り締まりを受ける可能性があります。
違反すると普通車で6000円の反則金と1点の違反点数が科せられます。雨の日の安全運転は大切ですが、最低速度を守ることも重要です。
適切な速度調整や車間距離の維持、視界の確保を意識し、安全を最優先しつつ最低速度を下回らない走行を心がけましょう。
出典
e-Gov 法令検索 道路交通法
e-Gov 法令検索 道路交通法施行令
警察庁 交通の方法に関する教則
警視庁 反則行為の種別及び反則金一覧表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー