「転職」するので職場の近くに引っ越したいです。転職活動中でも部屋を借りられるのでしょうか?
配信日: 2025.04.01 更新日: 2025.04.02

本記事では、転職活動中に部屋を借りる方法や注意点、部屋探しを始めるタイミングについて解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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転職活動中でも部屋は借りられる?
賃貸物件を借りるにあたっては、一定の審査があります。学生なら保護者の勤め先や収入について聞かれるのが一般的ですが、社会人になると会社名や収入、勤続年数が審査対象となります。
社会人のなかには、転職活動中で現在無職もしくは近い将来無職になることが決まっている方もいるでしょう。本章では、転職活動中でも部屋を借りられる場合と、借りられない場合についてそれぞれ解説します。
転職先が決まっているなら賃貸物件を借りられる可能性が高い
すでに内定をもらって転職先が決まっているなら、審査に通過する可能性が高いでしょう。部屋を借りる際には、転職することや次の会社がすでに決まっていることを正直に伝えましょう。
ただし、貸主や管理会社によっては、無職期間が長引く場合や収入開始時期が不透明な場合、判断が厳しくなることもあり、内定通知書の提出や入社予定日を明確に伝えることが必要とされる場合があります。
また、会社に在籍確認が行われる場合もあります。転職前の会社に電話をして、電話を受けた人が「退職予定であること」を伝えると、トラブルの原因になる可能性があります。
転職先が決まっていないと賃貸物件を契約できない可能性がある
転職先が決まっていない場合は、賃貸物件の審査に通らない可能性があります。すでに退職している場合は「無職」とみなされるため、家賃滞納のリスクが高い人と判断されやすくなります。
特に駅から近い、物件が新しいなど条件がよいほど、審査基準が厳しくなる傾向にあります。転職先が決まっていない場合には、退職に伴い社宅や寮を出ていくといった事情がないかぎり、転居するのは避けるのがおすすめです。
転職活動中に賃貸物件を借りるには?
退職予定の会社の寮や社宅に住んでいるなどの場合には、退去期限が迫っていることが多いため、転職活動と新しい部屋探しを並行して行う必要があります。
本章では、まだ新しい会社から内定をもらってない場合でも賃貸物件を借りる方法を紹介し、新しい物件を探すタイミングについても解説します。
預金の残高証明書を提出したり連帯保証人を立てたりする
転職先が決まっていない状態でも、家賃を払えることを証明できれば賃貸物件を借りられる場合もあります。具体的には、預金の残高証明書を渡したり連帯保証人を立てたりします。半年~1年程度の家賃を払える貯金があれば、賃貸物件の審査に通る可能性があります。
また、定期的な収入がある方が連帯保証人になってくれれば、賃貸物件の審査に通る場合もあります。どちらの方法をとるのかは、大家さんや管理会社に問い合わせてみてください。
可能なら最終面接後に部屋探しをしよう
転職活動中に新居を探すタイミングは、最終面接の後からがおすすめです。最終面接まで終わっていれば、すぐに内定を得られる可能性もあります。場合によっては、採用の連絡後にすぐ働き始めることもあるでしょう。
現在の居住地から新しい会社まで距離がある場合には、最終面接の前後から部屋探しを始めることがおすすめです。最終面接で望まぬ結果であったとしても、その時点で部屋探しをやめることも可能です。内定後は、速やかに引っ越し準備を進めましょう。
仕事が決まっていれば転職直後でも部屋は借りられる
すでに新しい仕事が決まっていて、内定通知書や雇用契約書を提出できる場合は、転職前でも問題なく部屋を借りられる可能性が高いです。ただし、審査基準は物件や管理会社によって異なり、収入開始時期や家賃とのバランスも重要視されます。
また、転職活動中で新しい職場が決まっていなくても、預金残高証明書や連帯保証人を用意することで、賃貸物件を借りられる可能性があります。
現在の居住地から遠い場所で再就職したい場合には、最終面接が終わってから部屋探しを始めるのがおすすめです。下見などの物件選びの準備を進めておけば、採用の連絡をもらってスムーズに引っ越しを行うことができるでしょう。その際は、内定通知書や保証人など契約時に必要な書類も確認しておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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