現金以外で空き巣が「盗みやすい」意外なものとは?空き巣が「狙いやすい住宅」の特徴も解説

配信日: 2025.04.02

この記事は約 3 分で読めます。
現金以外で空き巣が「盗みやすい」意外なものとは?空き巣が「狙いやすい住宅」の特徴も解説
現金や宝石などの貴重品を自宅に置いていなければ、窃盗被害に遭わないと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、空き巣は現金以外の意外なものを狙っていることが多いのです。
 
本記事では、盗まれやすい意外なものと、その対策について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

空き巣被害の現状と現金以外に狙われるもの

近年、空き巣被害は増加傾向にあります。警察庁の統計によると、2023年の住宅侵入窃盗の認知件数は1万7469件発生しています。特に、侵入窃盗全体の26.8%が「空き巣」に分類されており、犯行の手口や被害の傾向を知ることが重要です。
 
空き巣と聞くと現金が狙われるイメージが強いですが、実際には現金以外の貴重品もターゲットにされやすいです。特に高価なブランド品や貴金属は換金しやすいため、盗まれるケースが少なくありません。これらの品物は転売市場で高値がつくため、空き巣にとって魅力的なターゲットです。
 
また、最近ではスマートフォンやタブレットなどの電子機器も盗難の対象になるようです。個人情報や金融情報が保存されている端末は転売されるだけでなく、不正アクセスや詐欺にも悪用される危険性があります。
 
さらに、自宅に置いてある通帳やキャッシュカードが盗まれるケースもあり、暗証番号が書かれたメモと一緒に保管されている場合には不正引き出しのリスクが高まります。
 

空き巣が狙いやすい住宅の特徴とは

空き巣犯は、侵入しやすい住宅を事前に選んでいることが多いです。侵入窃盗の約7割が「無施錠の家」を狙っているといわれています。ドアや窓の鍵がかかっていない家はわずか数秒で侵入できるため、犯罪のターゲットになりやすいのです。
 
また、人の出入りが少なく、防犯が不十分な住宅も狙われやすくなります。留守にしがちの家や、周囲に目撃者が少ない立地の住宅は空き巣の標的になりやすいでしょう。一戸建て住宅や低層マンションの1階部分は、道路から見えにくいため侵入が容易で、リスクが高まります。
 
さらに、夜間や長期の外出時に明かりがついていない家や郵便物がたまっている家も狙われる可能性が高くなります。空き巣は事前に下見をしてターゲットを選定しているため、日常的に不在を悟られないような工夫が必要です。
 

空き巣被害を防ぐための具体的な対策

空き巣被害を防ぐためには、住宅の防犯を強化することが重要です。最も基本的な対策として、玄関や窓の施錠を徹底することが挙げられます。補助錠を取り付けるなどして、簡単に開けられないようにすることが効果的でしょう。
 
ほかにも警視庁が運営する「住まいる防犯110番」によると、最近では宅配業者を装う、窓ガラスを破壊して住宅に押し入るなど、悪質な手口による侵入強盗事件が連続して多発しているようなので注意が必要です。
 
また、センサーライトや防犯カメラを設置することで、犯罪の抑止力は高まるでしょう。最近ではスマートフォンと連携してリアルタイムで映像を確認できる防犯カメラが普及しています。
 

空き巣被害に遭った際の対応と金銭的リスク

万が一、空き巣被害に遭った場合には速やかに警察へ通報してください。被害届を提出することで盗難品の捜索を進められます。また、被害届の受理番号は保険の申請に必要です。
 
なお、住宅総合保険に加入していれば、盗難被害に対する補償が適用されることがあります。現金や貴金属などは補償の対象になる可能性が高いため、事前に保険の内容を確認しておくことが大切です。
 
ただし、通帳やキャッシュカードの盗難には、銀行側の補償が適用されない場合があるため、速やかに金融機関に連絡して不正利用を防ぐことが求められます。
 

空き巣被害を防ぐための心がけ

空き巣被害は現金だけでなく、貴重品や電子機器、個人情報など、さまざまなものが狙われています。被害を未然に防ぐためには、日頃から住宅の防犯を強化することが重要です。
 
金銭的なリスクを最小限に抑えるためにも、万が一の際に備えましょう。防犯を適切に講じることで、安全な生活を守れます。
 

出典

警察庁 住まいる防犯110番 侵入犯罪の脅威 侵入犯罪の情勢 データで蜜侵入犯罪の脅威
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【PR】
夫の家事への不安に関するアンケート
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集