車のタイヤが「安くなる時期」ってあるの? タイヤの価格相場ってどのくらい?

配信日: 2025.04.02

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車のタイヤが「安くなる時期」ってあるの? タイヤの価格相場ってどのくらい?
車の維持費は負担が大きいですが、特にタイヤは消耗品であり4本分のお金がかかります。また、地域によってはスタッドレスタイヤも必要になるので、さらに費用が増えます。タイヤを安く購入する方法はあるのでしょうか。
 
本記事では、タイヤが安くなる時期やタイヤの寿命を延ばす方法について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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タイヤ買い替えの必要性

タイヤは消耗品であり、摩耗や劣化によって定期的な交換が必要となる重要な部品です。走行を重ねることでタイヤの摩耗が進み、溝が浅くなると排水性やグリップ力が低下し、雨天時の制動距離が伸びるなど、安全性が損なわれる可能性があります。
 
そのまま使用し続けると事故につながる危険性もあるため、適切なタイミングで交換することが大切です。
 
本章では、平均的な走行距離でタイヤの寿命はどれくらいなのか、寿命を延ばす方法を解説します。

 

タイヤの寿命と安全性

タイヤは地面との接触による摩擦や高速回転をしているため、常に摩耗しており、その状態は使用頻度や運転方法によって異なります。タイヤに溝があることで排水性能を確保し、雨天時でも路面とのグリップ力を維持する役割があります。タイヤが摩耗して溝がなくなるほど、以下のリスクが高くなります。
 

・グリップ力が低下し、雨天時の制動力が弱まり、スピンの可能性が高くなる
・溝が浅くなると排水性が弱まり、雨天時にコントロールが難しくなる

 
タイヤが摩耗すると、スリップサインが現れます。このサインが出たらタイヤ交換のタイミングと考えましょう。
 
また、タイヤの寿命は4~5年とされており、使用頻度や走行距離によって寿命はさらに短くなる可能性があります。また、タイヤの溝の深さやひび割れなどの見た目も交換時期判断の重要な基準となります。

 

タイヤの寿命を延ばす方法

タイヤの寿命を延ばすには、以下の方法が有効です。
 
1. 適正な空気圧を維持する
空気圧が不足すると接地面積増加による偏摩耗を引き起こし、多すぎても中央部だけが摩耗する原因になります。
 
2. 車重を軽くする
不要な荷物を減らすことで、タイヤへの負担が軽減できます。
 
3. 定期的にローテーションする
前後左右入れ替える定期的なローテーションをすることで、均一な摩耗を促進し、全体的な寿命を延ばすことにつながります。

 

タイヤを安く購入する方法

タイヤは消耗品なので、必ず買い替えをする必要があります。そのため、なるべく安く購入することも車の維持費を減らすことにつながります。タイヤの寿命を延ばす工夫をしながら、タイヤを安く購入する方法も試してみましょう。
 
では、タイヤ購入費用の相場はどれくらいなのでしょうか。また、タイヤの購入にはタイヤ交換費用も別途かかりるため、事前に把握しておくことが重要です。そこで本章では、交換費用も含めてタイヤ購入にかかる費用を解説します。

 

タイヤの値段と交換料金の相場

タイヤの値段は、サイズによって異なります。図表1は、一般的なサイズ(13~16インチ)の値段や交換料金の相場です。
 
【図表1】

タイヤサイズ 1本の価格相場
(※1)
交換料金(工賃)の相場
(※2)
13インチ 約3000~1万円 1本:1000~1万2500円
4本:4000~5万円
14インチ 約3000~1万円
15インチ 約3800~1万3000円
16インチ 約1万~1万3000円

(※1)サイズ以外にも幅や扁平(へんぺい)率、構造などの要素で値段に幅がある
(※2)タイヤ交換する業者やサイズによって違いがある
筆者作成
 
タイヤの購入店でそのままタイヤ交換を依頼するケースが多いものの、交換料金の安い業者に依頼する、自分で交換するといった方法もあります。ただし、自分で交換する場合は廃タイヤの処分も必要になるため注意が必要です。
 
また、格安タイヤは海外製のものが多いため、安全性や耐久性を重視する場合は信頼できるメーカーの商品を選ぶことをおすすめします。

 

タイヤを安く買える時期

タイヤ本体の価格をおさえることも、買い替え費用を節約するポイントです。購入時期や販売店選びによって価格に差が出るため、適切なタイミングで購入することが推奨されます。安く購入する方法としては、「価格が安い業者を選ぶ」「タイヤが安くなる時期に購入する」といった方法が挙げられます。
 
タイヤを安く販売している業者には、タイヤ専門店・カー用品店・ネット通販などがあります。事前に価格を比較しておきましょう。
 
また、購入時期によっても価格が下がります。一般的に、決算前(3月・9月)は多くの店舗で在庫一掃セールが行われるため、タイヤをお得に購入しやすい時期です。
 
さらに、タイヤには夏タイヤと冬タイヤがあり、需要が低い時期を狙うと価格が下がることがあります。例えば、夏タイヤは需要が多くなる3~4月、冬タイヤは9~10月頃のスタットレスタイヤが多く出始める時期に安くなる傾向があります。

 

タイヤは消耗品なので安く買える時期を利用してお得に購入しよう

タイヤは消耗品であり、安全性に関わる重要なパーツです。そのため、安全性が損なわれる前に適切なタイミングで買い替えることが大切です。そのうえで、なるべく費用をおさえて購入しましょう。
 
タイヤ本体の価格は、販売業者や購入時期によって異なります。買い替えのタイミングが近づいたら、価格情報をチェックし、交換費用も含めた総額を把握することが重要です。

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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