車の運転が荒いため「ガソリン」が無駄になっていそうです…。車の運転次第でどれくらい「ガソリン代」は変わりますか?

配信日: 2025.04.03

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車の運転が荒いため「ガソリン」が無駄になっていそうです…。車の運転次第でどれくらい「ガソリン代」は変わりますか?
車の運転方法によって、ガソリンの消費量は大きく変わります。急発進や無駄な加減速を避けてエコドライブを意識することで、ガソリン代を節約できるでしょう。本記事では、より経済的なドライブを実現するために、燃費のいい運転方法や具体的な節約額について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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燃費のいい運転方法と節約できるガソリン代

ここでは、経済産業省 資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約」を基に、燃費のいい運転方法により、どの程度ガソリン代が節約できるかをご紹介します。
 

急発進を避けてゆっくりアクセルを踏む

急発進は大量の燃料を無駄に消費します。車を発進させる際は、ブレーキを離すとゆっくり動き出すクリープ現象を活用しましょう。クリープ現象による前進にあわせてアクセルを踏み込むことで、エンジンに無理な負担をかけずに加速できます。
 
5秒間で20km/h程度の緩やかな加速を行えば、年間で83.57Lのガソリンの節約が可能のようです。金額にすると約1万1950円にもなります。急いでいるときでも、最初の数秒間の発進を穏やかにするだけで大きな違いが生まれるのです。
 

加速と減速を繰り返さず一定の速度で走行する

高速道路や長距離走行時に特に効果的なのが、一定速度での走行です。アクセルの踏み込みと緩めを頻繁に繰り返すことは、エンジンが非効率的に働く原因となります。一定速度での走行を心がけるだけで、年間で29.29Lのガソリンを節約でき、金額にすると約4190円の節約が可能です。
 

止まるときは早めにアクセルから足を離す

信号や交差点の直前でブレーキを強く踏むと、燃費を大きく悪化させてしまいます。信号が赤に変わるのが見えたら、早めにアクセルから足を離し、エンジンブレーキを活用しましょう。エンジンブレーキが利いている間は燃料がカットされ、燃費が良くなります。
 
無駄にアクセルやブレーキを使わない運転をするためには、車の流れを読む技術も必要です。前方の信号変化や渋滞状況を予測し、無駄な加速を避けましょう。アクセルの使い方を意識すると、年間で18.09Lのガソリン、約2590円の費用を節約できます。
 

アイドリングストップ機能を利用する

最近の車には、信号待ちなどの停止時に自動的にエンジンを切り、発進時に再始動させるアイドリングストップ機能が搭載されているものもあります。
 
アイドリングストップ機能がなければ、30秒以上の停車が予想されるときには手動でエンジンを切りましょう。アイドリングストップ機能を使用すれば、年間で17.33Lのガソリンと約2480円の費用を節約できます。
 

運転以外でガソリン代を節約する方法

エコドライブを実践することでガソリン代を抑えることは大切ですが、以下のような方法を実践することでも節約できます。
 

価格の安いガソリンスタンドを利用する

ガソリン価格は同じエリア内でもガソリンスタンドによって異なります。セルフサービスのスタンドは人件費が抑えられており、フルサービスのガソリンスタンドよりも価格が安い傾向です。なるべく安く給油できるよう、日頃から通勤ルートや自宅周辺のガソリン価格をチェックする習慣をつけましょう。
 
ただし、ガソリン価格が安いからと、遠方のガソリンスタンドを利用すればかえってガソリンを消費してしまいます。なるべく近場や、よく利用するルートで価格が安いガソリンスタンドを探しましょう。
 

定期的なメンテナンスで燃費性能を維持する

車を定期的にメンテナンスすることで、燃費性能を維持し、結果的にガソリン代の節約につながります。エンジン周りやタイヤ周りのメンテナンスをきちんと行っていれば、車にかかる負担が軽減され、燃費性能の低下を防ぐことが可能です。
 
エンジンオイルが劣化すると摩擦が増え、エンジンの効率が低下し、燃費が悪化してしまいます。そのため、メーカーが推奨する交換時期を守り、定期的に新しいオイルに交換することが大切です。日常的に簡単なチェックを行い、定期的にプロの点検を受けることで、車を長く快適に使い続けられるでしょう。
 

運転を意識するだけでもガソリン代は節約できる

運転の仕方を少し意識するだけでも、ガソリン代の節約につながります。急発進を避けて一定の速度を保つことや、早めのアクセルオフを心がけるだけで、年間で数千円以上の節約が可能です。また、ガソリンスタンドの選び方や定期的な車両メンテナンスを行うことでも、無駄な出費を抑えられるでしょう。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約 自動車
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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