「特大荷物スペースつき座席」を予約したのに、荷物がいっぱいで置けない…! この場合どうしたらよいの?
配信日: 2025.04.03

そこで今回は、新幹線の持ち込める荷物の大きさや「特大荷物」の専用席について解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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新幹線に大きな荷物を持ち込むときは専用席の予約が必要
JR東海のホームページによると、荷物の3辺の合計が160センチメートル〜250センチメートルの場合は「特大荷物」となり、専用席の予約が必要です。
基本的に、3辺の合計が160センチメートルまでの荷物は、予約なしで持ち込めるとされていますが、一方で、3辺の合計が250センチメートルを超える荷物は予約の有無に関係なく持ち込みはできないようです。
なお、楽器やベビーカー、車いすなどは、サイズに関係なく予約は不要とされています。
専用席は2種類あり、以下で詳しく解説します。
特大荷物スペースつき座席
特大荷物スペースつき座席とは、座席の後ろ部分に特大荷物を置くスペースがある座席のことを指すようです。一部指定車両の最後部座席が特大荷物スペースつき座席であり、3辺の合計が250センチメートル以内の荷物を収納できるとされています。
なお、荷物の置き方によってはリクライニングがしにくくなる可能性があるため、了承したうえで利用しましょう。
特大荷物コーナーつき座席
特大荷物コーナーつき座席とは、座席から最も近いデッキに専用の荷物置き場が設けられた座席のことを指すようです。東海道・山陽新幹線で利用できるサービスで、16両編成の「のぞみ」「ひかり」「こだま」に設置されているとされています。
こちらは上段・下段の2つのスペースがあり、以下のように荷物の大きさが限定されています。
●上段:80センチメートル以内×60センチメートル以内×50センチメートル以内
●下段:80センチメートル以内×60センチメートル以内×40センチメートル以内
なおJR東海のホームページによると、上段は「特大荷物コーナーつき座席」の通路側、下段は「特大荷物コーナーつき座席」の窓側と決められており、空いている座席を自由に使えるわけではないようです。
また、特大荷物コーナーは交通系ICカードを利用して鍵をかけることが可能とされています。ただし、モバイル端末は反応しない可能性があるため注意しましょう。
予約なしで特大荷物を持ち込むと手数料がかかる
新幹線で特大荷物を持ち込む際は、予約に追加料金はかかりません。しかし、予約をせずに持ち込んだ場合、手数料として1000円(税込み)が必要となるようです。
また、予約をせずに特大荷物を持ち込んだケースでは、乗務員が指定する場所に荷物を収納する必要があり、自分の座席から離れてしまう場合もあるでしょう。
駅には荷物の大きさを測る測定台も設けられているため、事前に荷物の大きさをチェックして、必要な場合は専用席を予約してください。
予約したのに荷物が置けないケースはどうなる?
「特大荷物コーナーつき座席」は自分専用の荷物置き場がある座席ですが「特大荷物スペースつき座席」は、ほかの利用者の荷物がいっぱいで置けないケースも考えられます。
しかし、JR東海の公式ページには「ゆずり合っての荷物収納をお願いします」と書かれており、スペースをうまく活用して利用する必要があるようです。
どうしても荷物が置けない場合は乗務員に相談し、適切に対応してもらうとよいでしょう。
「特大荷物スペースつき座席」は予約すると無料で荷物を置ける
新幹線の「特大荷物スペースつき座席」「特大荷物コーナーつき座席」は予約が必要とされている座席です。料金は座席料金に含まれており、基本的に無料で利用できるサービスとなっています。
万が一、専用スペースの荷物がいっぱいで置けない場合は、乗務員に相談して適切に対応してもらいましょう。
また、専用席を予約せずに特大荷物を持ち込むと、1000円(税込み)の手数料がかかるようです。荷物の3辺の合計が160センチメートル〜250センチメートルの場合は、必ず専用席を予約しましょう。
出典
東海旅客鉄道株式会社 東海道・山陽・九州・西九州新幹線への特大荷物のお持込について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー