新幹線の「指定席」車両の連結部で立つのはNG?「指定席特急券」の購入が必要なの?
配信日: 2025.04.04

今回は、指定席車両に指定席券を購入せずに乗車できるかを解説します。また、指定席券の購入方法などについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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指定席車両の利用について
指定席車両の連結部に人が立っている理由は、以下が考えられます。
●自由席車両が満席の場合
●指定席車両であることを知らない場合
指定席車両はすべての座席が指定席のため、座席指定券を購入しなければ乗車はできません。自由席特急券しか所有していない場合、指定席車両の利用はできないということになります。
例外として、自由席車両が非常に混雑している場合などは車掌の判断により指定席車両への立ち入りが認められる場合があるようです。
新幹線の切符の取り扱い
新幹線の切符には、大きく分けて「自由席特急券」と「指定席特急券」の2種類があります。それぞれの特急券は該当する車両しか利用できないため、自由席特急券の利用者は指定席車両を利用できません。
全車指定席の新幹線が満席になった場合、立席特急券が販売されることがあるようです。一部列車のみですが、立席特急券を購入すれば全席指定車両のデッキやフリースペースに立っての乗車が可能です。東日本旅客鉄道株式会社によると、立席特急券が販売される新幹線は以下のとおりです。
●はやぶさ
●こまち
●はやて
●つばさ
●かがやき
立席特急券の料金は、通常期の指定席特急料金から530円値引きした金額です。必ず販売されるわけではないため、JRのホームページもしくは駅員に確認しましょう。
指定席と自由席の料金
ここでは東京~新大阪、新大阪~博多の区間を例に挙げて、新幹線の指定席特急券と自由席特急券の通常期料金(大人1人・片道)を表1にまとめました。
表1
区間 | 種類 | 指定席 | 自由席 | 差額 |
---|---|---|---|---|
東京~新大阪 | のぞみ | 1万4720円 | 1万3870円 | 850円 |
ひかりorこだま | 1万4400円 | 530円 | ||
新大阪~博多 | のぞみorみずほ | 1万6020円 | 1万4750円 | 1270円 |
ひかりorこだまorさくら | 1万5280円 | 530円 |
※筆者作成
注意点として、指定席特急券は時期によって料金が変動します。変動幅は以下のとおりです。
●最繁忙期:通常期の400円増し
●繁忙期:通常期の200円増し
●閑散期:通常期の200円引き
具体的な時期に関しては、JRのホームページに記載されていますので確認してください。
新幹線の切符の購入方法
新幹線の切符の主な購入方法は以下の4つです。
●指定席券売機
●みどりの窓口
●旅行代理店
●インターネット
指定席券売機は、指定席だけでなく自由席の切符も購入可能です。みどりの窓口では職員が対応してくれるため、切符の購入が不慣れな方でも安心です。
旅行代理店でも新幹線の切符は購入可能ですが、別途手数料がかかる可能性があるため事前に確認しましょう。インターネットの場合、JR各社で管轄が異なります。エリアによって予約サイトが変わる点に注意が必要です。
指定席車両の連結部も原則として「指定席特急券」が必要
新幹線の指定席車両は、原則として指定席特急券がなければ利用できません。連結部であっても同様です。ただし例外として、自由席車両が非常に混雑している場合などは車掌の判断により指定席車両への立ち入りが認められる場合があるようです。
新幹線の自由席特急券と指定席特急券は数百円から1000円以上の差額が発生する場合もあります。また、指定席特急券は時期によって料金が変動するため、切符の購入前に確認しておくとよいでしょう。
出典
東日本旅客鉄道株式会社
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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