1泊2000円台で泊まれる!? ETC深夜割引も適用されてダブルでお得な「ハイウェイホテル」の魅力とは
配信日: 2025.04.04

サービスエリアやパーキングエリアは、もともと高速道路を走るドライバーが適度に休憩を取れる施設ですが、最近では宿泊サービスも提供されているようです。
本記事では、ハイウェイホテルを利用するメリットや宿泊料金について解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
ハイウェイホテルの概要
ハイウェイホテルは複数の高速道路上にあります。以下はいくつかのホテル例です。
●E-NEXCO LODGE 佐野SA店(東北自動車道)
●レストイン時之栖 足柄SA上り(東名高速道路)
●ファミリーロッジ旅籠屋 吉野川SA店(徳島自動車道)
●ファミリーロッジ旅籠屋 宮島SA店(山陽自動車道)
各ホテルによって異なりますが、充実した設備を備えているところも多いようです。例えば「E-NEXCO LODGE」では、各客室の広さが約25平方メートルで、クイーンサイズのベッドが2台あります。バスやトイレのほか、エアコン・冷蔵庫・インターネット・テレビも備えています。
ハイウェイホテルを使うメリットとは
ハイウェイホテルを使うメリットとしては、以下の点が挙げられます。
●高速道路を降りずに利用できる
●リーズナブルな料金で泊まれる
●ETC深夜割引を適用するうえで便利
それぞれのメリットの詳細を解説します。
高速道路を降りずに利用できる
ハイウェイホテルはサービスエリアやパーキングエリア内にあるため、わざわざ高速道路を降りる必要がありません。目的地まで高速道路を走行し続けたい場合、途中のハイウェイホテルで1泊できれば効率的に移動できます。
また、高速料金を一度精算する必要がないため、料金計算がシンプルになるでしょう。さらに後述するETC深夜割引を利用するうえでも便利です。
リーズナブルな料金で泊まれる
ハイウェイホテルは比較的安い料金で宿泊可能です。表1はハイウェイホテルの料金の一例です。
表1
宿泊人数 | 1室あたりの料金 (曜日や時期によって5段階の料金設定) |
---|---|
1名 | 4400円~1万8700円 |
2名 | 7700円~2万2000円 |
3名 | 9900円~2万3100円 |
4名 | 1万1000円~2万4200円 |
5名 | 1万2100円~2万5300円 |
出典:西日本高速道路株式会社「ハイウェイホテル 施設・サービスガイド|宿泊・シャワー施設」を基に筆者作成
表1の宿泊施設の場合、安い時期(エコノミーシーズン)であれば4名利用で1人あたり2750円からの利用が可能です。
ETC深夜割引を適用するうえで便利
「ETC深夜割引」とは、以下の時間帯にETCを利用した高速道路走行をすると、料金が30%割引されるサービスです。
・毎日午前0時~午前4時の間
上記時間帯に、対象道路のインターチェンジを出入りすると割引が適用されます。時間帯をまたいで走行しても対象になります。一方、0時前に高速道路を出てしまうと対象になりません。
割引を適用するために、この時間帯に高速道路を利用する人は少なくないでしょう。しかし「午前0時~午前4時に動くのは難しい」と感じる人がいるかもしれません。そんなときはハイウェイホテルを利用すると、しっかり休みを取りつつ深夜割引も適用できます。
例えば夜10時まで運転してハイウェイホテルにチェックインし、翌朝8時に運転を再開したい場合、午前0時~午前4時の間は高速道路上にいることになります。深夜割引が適用されるため、高速料金がお得になるでしょう。
なお、東日本高速道路株式会社によると、深夜割引は「NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する全国の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路」が適用対象です。京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は対象外のため、注意しましょう。
ハイウェイホテルはリーズナブルかつ効率的に移動するのに便利
ハイウェイホテルは高速道路上にある施設のため、わざわざ高速道路を降りずに利用できます。宿泊料金も時期や人数によってはリーズナブルに泊まれます。
さらに、ETC深夜割引を適用するうえで便利です。コスパよく長距離移動したい方は、利用を検討するとよいでしょう。
出典
西日本高速道路株式会社 ハイウェイホテル 施設・サービスガイド|宿泊・シャワー施設
東日本高速道路株式会社 ドラぷら E-NEXCOドライブプラザ ETC深夜割引
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー