「タイヤ交換」をした後の「正しい保管方法」は? 保管方法を間違えるとタイヤがダメになるって本当?

配信日: 2025.04.04

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「タイヤ交換」をした後の「正しい保管方法」は? 保管方法を間違えるとタイヤがダメになるって本当?
住んでいる地域によって、夏と冬でタイヤの交換が必要になることがあります。特に「冬用タイヤ規制」が適用される地域では、安全のためにも適切なタイヤの使用が求められるでしょう。交換したタイヤは、自分で持ち帰るか業者に預け保管することになりますが、自分で保管する場合、保管方法には注意が必要です。
 
そこでこの記事では、タイヤの保管方法や適切な保管環境についてまとめました。
FINANCIAL FIELD編集部

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ホイールの有無でタイヤ保管時の向きが変わる

タイヤを保管する際は、ホイールの有無によって向きが異なるとされています。正しい向きで保管しないと、タイヤの変形や劣化につながる可能性があるため、保管時の向きには注意が必要です。
 
ホイール付きタイヤの場合、横置きでの保管が推奨されているようです。これは、横置きであればホイールの重みが分散され、接地面の変形が防ぎやすくなるためだといわれています。
 
また、長期にわたる保管の場合、積み重ねた順番を定期的に入れ替えることで、より劣化を防げる可能性があるでしょう。
 
ホイールなしタイヤの場合、縦置きが適しているようです。横置きすると側面に負荷がかかり、変形や劣化が進みやすくなるとされています。長期間保管する場合は、タイヤを定期的に回転させ、接地面の負荷を分散させるとよいようです。
 

タイヤの保管方法を間違えるとタイヤは劣化する

タイヤの保管方法を間違えると、さまざまな劣化が進行する可能性があります。おもな劣化には以下のようなものがあり、これらの症状が出た場合、次のシーズンで使えなくなる可能性があるため注意が必要です。
 

・ゴムの硬化やひび割れ
・サイドウォールの損傷

 
それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
 

ゴムの硬化やひび割れ

直射日光や紫外線、温度変化は、ゴムを硬化させる原因になる場合があるようです。タイヤのゴムが硬化すると柔軟性を失い、ひび割れを引き起こす可能性があります。
 

サイドウォールの損傷

サイドウォールとは、タイヤの側面部分を指すようです。タイヤのサイドウォールに負荷がかかったまま保管すると、サイドウォールの損傷や変形の原因になる場合があります。
 

タイヤに優しい保管環境

紫外線や雨水、オゾン、油などはタイヤにとって避けるべきものだといえるでしょう。ゴムの劣化を防ぐためにも、直射日光や雨風を防げる屋内での保管がおすすめだとされています。ただし、屋内であっても湿気の多い場所ではホイールがさびることがあるため、湿気がこもらないように定期的な換気が重要だといえます。
 
屋外で保管する場合は、雨風に直接当たらないよう、軒下や壁際など場所を選んだり、防水性・遮光性の高い専用のタイヤカバーを使用したりして保管するとよいでしょう。さらに、地面に直接置くことは避け、段ボールや、すのこを敷くことで、接地面の劣化を防げる可能性があります。
 
タイヤを保管する前には、表面の汚れを落とすことや、空気圧を半分程度まで抜いておくのも、劣化させないための効果的な方法とされているようです。
 

保管ミスでタイヤが劣化したら買い替えが必要! タイヤの相場

保管していたタイヤが劣化していた場合、スリップやバーストのリスクがあり危険だと考えられます。劣化が見られる場合は、使わずに買い替えを検討するとよいでしょう。タイヤの価格相場は、表1の通りです。
 
表1

自動車サイズ 主流タイヤサイズ 4本での価格相場
軽自動車 13インチ前後 約1万2000円~8万円
小型車・普通車 16インチ前後 約2万円~18万円
SUV・大型車 20インチ前後 約2万円~44万円

※筆者作成
 
また、同じサイズでもメーカーやブランド、材質などによって値段は大きく異なる可能性があるため、タイヤ選びには注意が必要です。
 

タイヤはホイールの有無で管理方法が違う! タイヤに合った方法で正しく保管しよう

タイヤはホイールの有無によって保管に適した方法が異なるようです。ホイール付きタイヤなら横置き、ホイールなしタイヤなら縦置きが推奨されます。保管方法を誤ると、ひび割れや変形などの劣化が進む可能性があるため注意が必要です。
 
また、直射日光や湿気、高温・低温の影響を受けにくい環境で保管することが大切だとされています。適切な保管ができないと、タイヤの買い替えが必要になり、車種によっては数万円〜数十万円の出費が発生するおそれもあるでしょう。正しい保管方法を実践し、タイヤの劣化を防ぐことで、安全性を確保しながら無駄な出費をおさえてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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