「春先」は「加湿器」を使うべき? 気になる春の「空調のコツ」を解説

配信日: 2025.04.05

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「春先」は「加湿器」を使うべき? 気になる春の「空調のコツ」を解説
空気の乾燥がひどく、加湿器を使用しなければいけない季節は冬のイメージですが、春にも引き続き乾燥対策をすることが大切だといわれています。
 
本記事では、乾燥対策に欠かせない加湿器の仕組みや春に加湿器が必要な理由を解説します。使用のポイントも紹介するので、参考にしてください。
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加湿器とは

加湿器は、放出する水分により室内の湿度を上げ、部屋の湿度を調整するものを指すようです。冬場は空気が乾燥し、湿度が低くなりますが、湿度が低いと肌の乾燥が気になる方もいるでしょう。
 
それだけでなく、空気の乾燥はウイルスやほこりが舞いやすい状態をつくると考えられているため、風邪の予防にも適度な湿度が大切だとされているようです。
 

加湿器の種類

加湿器は、空気が乾燥する冬を中心に利用される家電です。加湿の方法は主に4種類あります。
 

スチーム式

スチーム式の加湿器は、ヒーターで水を加熱することで、その湯気を空気中に放出する仕組みのようです。水を加熱して使用するため、菌の増殖を抑えられる可能性があります。
 

超音波式

超音波を使ってミストを発生させる超音波式の加湿器は、超音波の振動が水面に伝わることで水面の一部が隆起し、ミストが発生するようです。ヒーターを搭載しない仕組みで本体価格が抑えられるほか、電気代も控えめだとされています。
 

気化式

水を含んだフィルターにファンで風を当て、気化する水蒸気を放出する気化式の加湿器は、水の粒子が細かいため雑菌の放出が抑えられるのが特徴とされているようです。スチーム式と比較して電気代もあまりかからないとされていますが、モーターの音が大きい傾向があり、うるさく感じる場合もあるでしょう。
 

ハイブリッド式

ハイブリッド式は、「超音波式とスチーム式」など、複数の加湿方式を組み合わせたタイプの加湿器を指すようです。それぞれの特徴を取り入れているため、より利便性に長(た)けた商品が多くあるといわれています。
 

春にも加湿器が必要な理由

加湿器は、主に乾燥が気になる冬に利用するイメージですが、暖かくなり始めてからも使用するのがおすすめです。
 
気象庁によると、2024年の東京都の湿度平均は、1月が54%なのに対して3月も59%と、それほど大きな違いがありません。そのため、暖かくなり始めた3月にも、加湿器を利用するのがよいでしょう。
 
また、3月は花粉が飛散するようになり、花粉症の人はアレルギー症状に悩まされる時期です。花粉は水分を含むと飛散しにくくなるといわれているため、室内の湿度を維持する加湿器を利用するのは、花粉対策にもつながる可能性があります。
 

加湿器をうまく利用するポイント

加湿器を利用する際のポイントを紹介します。使用時は、次のポイントを押さえて使用してください。
 

部屋の中央に置く

リビングなどの広い部屋であれば、なるべく部屋の中央に設置するのがおすすめです。また、エアコンの対角線上に設置すれば、エアコンから出る空気の流れに乗って水蒸気が部屋全体に広がる可能性があります。
 

窓や家具・家電の近くには置かない

窓の近くに加湿器を置くと、排出する水蒸気が結露になってしまう恐れがあります。また家具や家電の近くに置くと、水蒸気で家具や家電を傷める可能性があるため、10センチは離すようにしましょう。
 

水は毎日取り換える

タンクに同じ水を入れたままにしておくと、カビや細菌が発生する原因になる場合があります。また、その水を使用すれば室内に細菌やカビを拡散してしまう可能性があるので、水は使い切るか、毎日取り換えて使用してください。
 

適度な加湿で春先の乾燥対策を

春先は、冬と同じくらい乾燥が気になる季節です。肌の乾燥に加え、花粉対策にも適度な湿度が重要になるため、加湿器を使用して快適に乗り切りましょう。
 

出典

国土交通省気象庁 過去の気象データ検索
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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