節約家の夫と、たまの贅沢が好きな私で「自由席」か「指定席」か意見が割れる…「指定席」でもお得に乗れる方法はありますか?
配信日: 2025.04.07

今回のケースでも、節約家の夫と妻との間でどちらのチケットを取るか意見が分かれているようです。この場合、指定席を通常よりも安く取る方法を使えば、両者にとって納得のいく結果になるかもしれません。
本記事では、新幹線の指定席にお得に乗る方法をご紹介します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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自由席と指定席の料金差
新幹線の普通車自由席と普通車指定席の料金差は、通常期だと「530円」です。2人分のチケットであれば、自由席を取ることで1060円の節約になります。
ただし時期によっては、料金差が以下のように変動します。
●閑散期:330円(2人だと660円)
●通常期:530円(2人だと1060円)
●繁忙期:730円(2人だと1460円)
●最繁忙期:930円(2人だと1860円)
今回のケースでは指定席と自由席どちらを取るか議論されていますが、時期によっては2人で660円の節約にとどまる場合もあれば、1860円も節約できるケースもあります。
ただし注意点として、新幹線には異なる種別があり、種別により自由席と指定席の料金が変動します。例えば、東海道・山陽新幹線「のぞみ」と、山陽・九州新幹線「みずほ」では差額が上記の額とは変わってきます。
例として、ある日程でのぞみ・みずほで通常期に東京から名古屋に行く場合、運賃と指定席特急料金を合わせて1万1300円でしたが、自由席だと1万560円となり、差額は740円という結果でした。先述の基本差額は通常期530円だったため、210円高くなります。
東京~博多であれば(通常期)、指定席で2万3810円、自由席で2万2220円となり、差額は1590円です。最終的にどのような差額になるかは、乗車時期や乗車する新幹線の種類によって決まります。
新幹線の指定席にお得に乗車する方法
新幹線の指定席に少しでもお得に乗車するためには、お得な商品サービスを利用するといいでしょう。具体的には以下のようなサービスがあります。
●えきねっとの「新幹線eチケット(トクだ値)・特急トクだ値」
●エクスプレス予約の「早特商品」
これらのサービスでは、インターネットでチケットをお得に予約できます。
それぞれの商品の詳細をご紹介します。
えきねっとの「新幹線eチケット(トクだ値)・特急トクだ値」
東日本旅客鉄道株式会社が提供する「えきねっと」には、新幹線eチケット(トクだ値)・特急トクだ値」という商品があります。この商品を使って乗車日の前日までや14日前までにチケットを購入すると、割引料金で購入できます。
割引率は5~30%が一般的で、割引率50%以上のチケットを見つけることも可能です。
一例として、新幹線eチケット(トクだ値14)なら14日前までに申し込むことで、「東京~金沢(「かがやき・はくたか」乗車の場合。期間限定)」のチケットが30%OFFになります。
通常価格は1万4180円ですが、30%OFFだと9920円になり、4260円も節約可能です。
エクスプレス予約の「早特商品」
「エクスプレス予約」とは、東海旅客鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社及び九州旅客鉄道株式会社が共同運営する、一年中会員価格で東海道・山陽・九州新幹線の指定席をお得に利用できる予約サービスです。
一例として「東京発博多行」の切符を比較すると、以下のような金額になります。
●通常のチケット:2万3810円
●エクスプレス予約:2万3160円
差額は650円です。このようにインターネットの予約サービスを利用することで、指定席のチケットを節約できます。ただし、エクスプレス予約の利用には、年会費1100円(税込み)が必要です。
指定席のチケットは予約サービスを活用すると節約できる
新幹線のチケットは、指定席にすると自由席よりも数百円から2000円近く高くなることがあります。
インターネットの予約サービスを使うと割引料金が適用され、指定席でもお得に乗車可能です。旅程が前々から決まっている場合、早めに予約すれば節約ができるかもしれません。
出典
東日本旅客鉄道株式会社 えきねっと 新幹線eチケット(トクだ値)・特急トクだ値
東海旅客鉄道株式会社・西日本旅客鉄道株式会社・九州旅客鉄道株式会社 エクスプレス予約ウェブサイト EXサービス運賃ナビ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー