ママ友から「たった150円で琵琶湖を一周した」と聞いてビックリ! 「大都市近郊区間内のみを利用する場合の特例」って一体何?

配信日: 2025.04.07

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ママ友から「たった150円で琵琶湖を一周した」と聞いてビックリ! 「大都市近郊区間内のみを利用する場合の特例」って一体何?
普通電車を使った琵琶湖一周旅行がたった150円でできるといわれているようですが、本当にできるのか気になる人もいるでしょう。
 
結論からいうと、JRの「大都市近郊区間内のみを利用する場合の特例」を活用することで、大回り乗車が可能になるようです。
 
そこで今回は、琵琶湖一周旅行が本当に150円でできるのかを検証します。
FINANCIAL FIELD編集部

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大回り乗車を利用することで、琵琶湖一周旅行が150円でできる

JRの「大都市近郊区間内のみを利用する場合の特例」とは、普通乗車券で利用するケースにおいて、実際の経路に関係なく最も安くなる経路で計算した料金で乗車できる制度を指すようです。
 
この制度を利用し、大回り乗車をすることで、わずか150円で琵琶湖一周旅行ができる可能性があります。例えば、琵琶湖の周りを走る琵琶湖線や湖西線は大阪近郊区間に含まれており、条件を満たした方法で乗車すれば琵琶湖一周が可能とされているようです。
 
ここでは、大都市近郊区間内の特例を活用した「大回り乗車」の条件や、琵琶湖一周の方法をご紹介します。
 

大回り乗車の条件

大回り乗車の条件は、以下の通りです。

●途中下車をしない
●同じ経路を重複しない
●大都市近郊区間内に限る
●切符の有効期限は1日

途中下車とは、大回り乗車中に予定の駅ではない別の駅の改札を出ることです。改札を出てしまうと、その駅まで実際に乗車した区間の料金が請求されるといわれています。
 
また、同じ経路を重複した乗車はできないようです。そのため、大回りできる区間を事前に確認してから乗車しましょう。
 
なお切符の乗車期限は1日となっているため、事前にしっかりと計画を立て、予定通りに旅行を行いましょう。
 

琵琶湖一周旅行の方法

琵琶湖一周旅行を150円で行うには、隣の駅までの料金が150円の駅から出発する必要があると考えられます。区間内が150円の例は以下の通りです。

●琵琶湖線「石山〜瀬田」
●琵琶湖線「大津〜膳所」
●湖西線「志賀〜蓬莱」
●湖西線「唐崎〜比叡山坂本」

例えば琵琶湖線の石山駅〜瀬田駅の切符を使って琵琶湖一周をする場合は、瀬田駅で石山駅までの切符を買い、石山駅と反対方向の電車に乗ります。琵琶湖を北上するように草津、近江八幡、米原、長浜を過ぎ、近江塩津駅で湖西線に乗り換えましょう。
 
今度は湖西線を南に下るように近江高島、堅田を通り過ぎ、山科駅で琵琶湖線に乗り換え、石山駅で下車します。瀬田駅に戻る場合は、150円の切符を買い、再び改札をくぐり瀬田駅方面に乗車しましょう。この場合、往復で300円の料金が必要になると考えられます。
 

大都市近郊区間内の大回り乗車はほかのエリアでも利用できる

大都市近郊区間内の大回り乗車は、東京近郊、新潟近郊、仙台近郊、福岡近郊などでも利用できるといわれています。
 
電車からゆっくり景色を眺めたい人やのんびりと電車旅を楽しみたい人は、一度試してみるとよいでしょう。
 

大回り乗車を利用することで、150円で琵琶湖一周旅行ができる

JRの「大都市近郊区間内のみを利用する場合の特例」を活用することで、150円で琵琶湖一周旅行が可能だということが分かりました。この場合、途中下車はできない、同じ経路を重複できない、などといったルールがあるようです。
 
ただし、琵琶湖一周旅行は乗車する駅によって150円ではない可能性があります。事前に調べて、最適な駅からの出発がおすすめです。ルールをしっかりと守って、自分だけの電車旅を計画しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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