妻は年末年始以外でも積極的に「実家」に帰りたがります。頻繁に帰省する人はどのくらいいるのでしょうか?
配信日: 2025.04.09

そこで本記事では、年末年始の帰省の現状と課題や、帰省したい理由などについて詳しく解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年末年始の帰省の現状と課題
一年のなかでも年末年始に帰省する方の数は多く、特に年末の12月28日から1月3日にかけて、交通機関は混雑のピークを迎えるようです。日本経済新聞は、JR旅客6社の発表から、2024年12月27日~2025年1月5日の新幹線・在来線特急の利用者数が前年より11%増加し、1309万人に達したことを報じました。
積水ハウス株式会社 住生活研究所が行った「年末年始に関する調査(2023年)」によると、年末年始に帰省する理由としては「家族や親戚と過ごしたいから」が46.7%、「毎年恒例になっているから」が42.6%と、多くの人が年末年始に実家に集まる習慣を持っていることが分かります。
ピーク時の帰省の大きな課題が「交通費の高騰」です。特に、飛行機を利用する場合は顕著でしょう。帰省や旅行シーズンである正月や年末年始の航空券代は、他の時期に比べて早期予約割引の割引率が低く設定されていたり、航空券の料金自体が割高だったりします。
利用する航空会社や移動する距離によって変動はありますが、他の時期に比べて倍以上の費用がかかることも珍しくありません。「お金がないから帰省できない」と、金銭面を理由に帰省を断念している方もいるでしょう。
また、需要が高まることで希望する日時の予約が取りにくく、混雑によるストレスを感じる可能性がある点も大きな課題です。
年末年始のピークを避けて帰省するメリット
年末年始のピーク時を避けて帰省する最大のメリットは、費用面で割安になる傾向があることです。
またピーク時と比べ、混雑しにくい傾向があるため、快適に移動できる可能性がある点も、ピーク時を避けるメリットの1つだと考えられます。混雑を避けられるため家族分の座席の確保もしやすく、スムーズに移動できる可能性があります。さらに移動客が少ないため、渋滞や遅延のリスクも回避できるかもしれません。
年末年始は、新年を迎える準備に追われてどうしても慌ただしくなりがちですが、落ち着いた時期であれば、家族との時間をゆったりとした気持ちで楽しめるといったこともあるでしょう。
まとめ
年末年始の帰省は費用負担が大きく、混雑する傾向があることから、移動時のストレスがかかることもあるでしょう。しかし、ピーク時を避けた時期であれば、費用を抑えながらリラックスした状態で帰省を楽しめるかもしれません。
帰省にかかる費用を節約するのはもちろん、家族との大切な時間を充実させるためにも、帰省のタイミングを見直してみるのもよいでしょう。
出典
株式会社日本経済新聞社 JR・航空、年末年始の旅客1〜2割増 9連休で遠出活況
積水ハウス株式会社 住生活研究所 年末年始に関する調査(2023年)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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