「iPhone16e」vs「iPhone16」価格差は「2万5000円」だけど、実際どんな差があるの? 違いやコスパを検証

配信日: 2025.04.13

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「iPhone16e」vs「iPhone16」価格差は「2万5000円」だけど、実際どんな差があるの? 違いやコスパを検証
2025年2月28日に、Appleが最新モデル「iPhone16e」を発売しました。iPhoneシリーズの手頃な価格帯のモデルとして位置付けられており、128GBモデルの価格は9万9800円です。iPhone16(12万4800円)との差額は2万5000円となっています(価格はApple Store公式の2025年3月11日時点のもの)。
 
この価格差が、機能やスペックにどのように反映されているのかを詳しく見ていきましょう。
浜崎遥翔

執筆者:浜崎遥翔(はまさき はると)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

価格差は2万5000円! 主な違いは?

iPhone16eは価格が安い分、iPhone16と比べると「カメラ」「ディスプレイ性能」「MagSafe搭載の有無」「カラーバリエーション」の部分で、スペックが抑えられています。これらを重視するかどうかが、iPhone16eを選ぶか、iPhone16を選ぶかのポイントとなるのです。
 

カメラ性能の違い

iPhone16eには、超広角レンズがありません。広範囲の風景や集合写真の撮影、マクロ撮影をしたい人は、超広角レンズを搭載しているiPhone16を選びたいところです。
 
また、iPhone16には最新機能のカメラコントロールボタンが搭載されています。ワンタッチでカメラを起動したり、シャッターとして使えたりと便利なボタンで、これを使いたい人もiPhone16を選んだほうが良いでしょう。
 

ディスプレイ性能の違い

ディスプレイの大きな違いは、「Dynamic Island」の搭載の有無です。「Dynamic Island」は、iPhoneのパンチホール(ディスプレイ上部中央のフロントカメラやセンサーが収納されている楕円形の領域)の変化によって音楽再生、通知などバックグラウンドで行われていることが一目で分かる便利機能のことをいいます。
 
iPhone16には搭載されていますが、iPhone16eはフロントカメラやセンサーがノッチに収納されたデザインとなっており非対応です。
 
また、ピーク輝度がiPhone16eは1200ニトとiPhone16(2000ニト)より劣るため、屋外でより快適に使いたいならiPhone16を選びましょう。
 

MagSafe対応の有無

MagSafe対応の有無も重要な違いです。iPhone16はMagSafeに対応しており、MagSafe対応の充電器やケース、スタンドなどが利用できます。無線充電の最大速度も速く、充電器にしっかり固定されるため使い勝手が良いです。
 
一方、iPhone16eはMagSafe非対応のため、ワイヤレス充電はQi規格のみとなります。MagSafe対応アクセサリをすでに持っている場合や、今後使いたいと考えているなら、iPhone16を選びましょう。
 

カラーバリエーションの違い

カラーバリエーションにも差があります。iPhone16はウルトラマリン、ティール、ピンク、ホワイト、ブラックの5色展開ですが、iPhone16eはブラックとホワイトの2色展開に限られます。カラーを重視してスマホを選びたい場合や、ファッションの一部としてスマホを楽しみたい人には、選択肢の多いiPhone16のほうが適しています。
 

iPhone16eとiPhone16の共通点

スマホメーカーはスマホの価格を下げるために、チップセットの性能を抑えることでコストを削減することがあります。チップセットとは、スマホの「脳」に当たるパーツであり、この性能を落としてしまうと、アプリの起動速度、ゲームやマルチタスクの快適性など、基本性能に影響が出るのです。
 
iPhone16eは、iPhone16と同じA18 Bionicチップを搭載しており、価格を抑えながらもiPhone16と同等の基本性能を期待できます。これにより、iPhone16eを選んでも、快適に使えますし、数年先でもパフォーマンスが大きく低下する心配は少ないでしょう。
 
また、iPhone16eでは、Appleの最新AI機能「Apple Intelligence」も利用可能です(日本語版は2025年4月初旬に対応予定)。
 
文章の生成や写真の編集、音声認識など、AIを活用した便利な機能を、どちらでも同じように楽しめます。AIを活用したスマートな操作やカスタマイズを求める人は、iPhone16eでもiPhone16でも十分満足できるでしょう。
 
サイズ感もほぼ同じで、どちらも6.1インチのSuper Retina XDRディスプレイを採用しています。重量はiPhone16が173グラム、iPhone16eが166グラムとなっており、重量面ではiPhone16eのほうが優れています。持ちやすさや手への負担を考えると、iPhone16eのほうが扱いやすいでしょう。
 

どちらを選ぶべきか?

iPhone16eは最新のA18 Bionicチップを搭載し、iPhone16と同等の基本性能を期待できます。価格は2万5000円安く抑えられており、重量は軽いため、コスパや使いやすさを重視する人におすすめです。また、Apple Intelligenceにも対応しており、最新のAI機能も楽しめます。
 
一方、iPhone16は超広角カメラやカメラコントロールボタン、Dynamic Island、MagSafe対応といった最新機能を備えており、撮影や操作性を重視する人向けといえるでしょう。さらに、カラーバリエーションも5色展開で、デザインを重視する人にも適しています。
 
価格差2万5000円をどう捉えるかがポイントになりますが、コスパを重視するならiPhone16e、最新機能やカメラ性能を重視するならiPhone16を選ぶと良いでしょう。
 

出典

Apple iPhone16e
Apple iPhone16
 
執筆者:浜崎遥翔
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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