モーターが搭載された「電動スーツケース」は法的に問題ないの? 移動時の「メリット」や「価格」を解説

配信日: 2025.04.15

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モーターが搭載された「電動スーツケース」は法的に問題ないの? 移動時の「メリット」や「価格」を解説
出張や旅行の際に、重い荷物の移動に苦労した経験がある人は少なくないでしょう。軽量化したくとも、状況によっては難しいこともあります。そんなときに検討したいのが「電動スーツケース」ですが、法律上の問題はあるのでしょうか。
 
今回は、電動スーツケースの法律上の疑問や、移動時のメリットと価格相場を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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電動スーツケースは、法律的に問題はないのか

電動スーツケースは、スマホやリモコンでの操作が可能なモデルや、乗って移動できるタイプもあり、その機能性は多岐にわたるとされています。ただし、日本では法律上の制約があるため、使用前に法的な区分を確認することが重要です。
 

道路交通法上の区分

電動スーツケースはモーター駆動で、最大時速が10~13キロメートル程度になるものもあるようです。乗って移動できるタイプも多く、道路交通法上は「一般原動機付自転車(原動機付自転車)」に区分されるといわれています。
 
そのため公道での使用には免許が必要で、無免許運転は違反行為となるとされています。
 

電動スーツケースのメリットと注意点

電動スーツケースを利用することで得られる可能性があるメリットを、以下にまとめました。


・重たいスーツケースを電気で動かせる
・複数のスーツケースでの移動が楽になる
・座ったり乗って移動したりできる(商品による)
・移動が楽になるため旅行が楽しめる

スーツケースを持ちながらの移動が楽になることは、最大のメリットだと考えられます。しかし、公道の走行には免許が必要で、人が多い場所では事故やトラブルの可能性もあるため、周囲への配慮を欠かさず、しっかりとマナーを守る必要があります。
 

電動スーツケースの価格帯

電動スーツケースの価格は、おおむねで5万円から40万円とされているよう程度です。機能やブランドなどによって価格が大きく異なり、予算や用途に合わせて選べる可能性があります。
 

ベーシックモデル

基本機能のみを搭載した電動スーツケースは、5万円程度とされているようです。乗ることはできませんが、電動式のアシスト機能でスーツケースを円滑に動かします。
 
スマートフォンの充電ができる上、着脱式バッテリーで最大速度も低く、安全性が高い可能性があります。7万円から9万円程度のものになると、時速8キロメートルで乗れるものが多くなるようです。
 

ミドルクラスモデル

自動追跡機能や自動障害物検知機能が付く電動スーツケースは10万円程度とされているようです。ハンドルにブレーキとアクセルを搭載したものが、13万円から16万円程度で購入できるようです。
 

ハイエンドモデル

折り畳み式でキックスケーターとスーツケースが併用できる、高性能の「スーツケース型電動バイク」になると、50万円を超えることもあるとされています。
 

電動ではないキャリーワゴンを使う方法もある

複数のスーツケースを運びたいときは、折り畳み式の「キャリーワゴン」が安価で便利な可能性があります。複数のスーツケースが入るもので1万円程度から購入できるようです。
 
また「キャリーカート」であれば、6000円程度から購入できるとされています。
 

電動スーツケースの利用はマナーを守ることが大切

電動スーツケースは、荷物の移動には便利な可能性がありますが、一般原動機付自転車に区分され、公道での使用には免許が必要だといわれています。マナーを守り、安全な走行を心がけましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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