実家に暮らしている大学生の息子に「バイト代月6万」のうち「1万円」を家に入れてもらっています。これって普通なのでしょうか?

配信日: 2025.05.09

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実家に暮らしている大学生の息子に「バイト代月6万」のうち「1万円」を家に入れてもらっています。これって普通なのでしょうか?
大学生や社会人の子どもが一人暮らしせず実家に住んでいる場合、「家にお金を入れてもらった方がいいのか」「いくらが適切なのか」と悩む人もいるでしょう。
 
本記事では、家にお金を入れてもらう際の相場や、実際に入れている人の割合、金額の決め方、その際の注意点などを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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実家暮らしの人は家にいくら入れている?

保険マンモス株式会社が実施した「実家暮らしの方へのアンケート」によると、実家にお金を入れている人の割合は74%でした。実家にいくらぐらいお金を渡しているかとの設問では、平均は4万257円で最高額が28万円、最低額が1000円でした。年代別に見てみると、以下の通りです。

・19歳以下:2万5663円
 
・20~30歳:3万3623円
 
・31~40歳:4万1875円
 
・41~50歳:4万6970円
 
・51~60歳:4万5000円
 
・61歳以上:17万5000円

50歳までは年齢が上がるごとに、実家に入れる金額も多くなっていることが分かります。なお、19歳以下の最高額は3万円、最低額は9000円でした。
 

実家に入れるお金の決め方は?

大学生や社会人の子どもが実家で暮らす場合、親としては生活費の一部を負担してもらいたいと考えるかもしれません。その際は食費や光熱費など、生活にかかっている費用を目安に、入れてほしい金額を設定しましょう。
 
一般的には手取り収入の1.5~2割程度が目安とされますが、無理のない範囲で相談することが大切です。一方的に決めるのではなく、本人の収支も確認しながら、納得のいく形で決めるのがいい方法です。
 
収入の1.5〜2割程度を入れてもらうと想定すると、バイト代6万円の場合、9000円〜1万2000円となります。そのため、1万円を入れてもらうのは想定内といっていいでしょう。
 

実家暮らしの子どもにお金を入れてもらうときの注意点

実家で暮らす子どもに生活費を入れてもらうときは、遠慮して「いらない」と言ったり、低すぎる金額に設定しない方がいいようです。
 
また、自由に使えるお金が多すぎると浪費が習慣化してしまうかもしれません。その状態で一人暮らしを始めると、生活費にまわすお金が足りず、ストレスを感じてしまうこともあるでしょう。実家での生活は、お金の使い方を学ぶ時期ともいえるため、毎月の収入から一定額を家に入れてもらい、残りのお金でやりくりする習慣を身につけさせると自立につながります。
 
ただし金額は、親だけで決めるのではなく、子どもの収入や生活状況をふまえて話し合いましょう。手取りの中から無理なく出せる範囲で、双方が納得できる額を決めるのが理想です。お金を通して、社会に出る準備や家計の仕組みを学ぶきっかけにもなるため、話し合って決めるようにしましょう。
 

実家暮らしの子どもにお金を入れてもらうのはおかしいことではない

実家暮らしの子どもに家にお金を入れてもらうことは、家計の助けになるだけでなく、金銭感覚を育てるうえでも大切な意味があります。調査でも、実家暮らしで親にお金を渡している人は7割を超えており、平均金額も年齢とともに増えていることが分かっています。
 
一般的な目安である手取りの1.5〜2割を参考にすれば、バイト代6万円のうち1万円を家に入れてもらうのは、妥当な金額といえるでしょう。ただし、目安金額だけで決めるのではなく、親子で話し合って無理のない範囲で納得できる額を決めることが重要です。生活にかかっているお金や子どもの収入をふまえて、家に入れてもらう金額を設定しましょう。
 

出典

保険マンモス株式会社 実家暮らしの方へのアンケート調査(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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