自治体の「粗大ごみシール」を買いましたが、金額を間違えていました…。返金や交換などはできますか?

配信日: 2025.06.02 更新日: 2025.09.26
この記事は約 3 分で読めます。
自治体の「粗大ごみシール」を買いましたが、金額を間違えていました…。返金や交換などはできますか?
粗大ごみを出すときに必要な「粗大ごみシール(粗大ごみ処理券)」は、地域ごとに料金が異なるため、うっかり金額を間違えて買ってしまうこともあります。
 
そんなとき、「返金してもらえる? 」「交換できる? 」と不安になる方も多いのではないでしょうか。本記事では、粗大ごみシールの返金・交換の可否と、間違って購入してしまった場合の対処法について、わかりやすく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

粗大ごみシールの返金や交換は原則できない

ほとんどの自治体では、粗大ごみシールを一度購入すると、返金や交換には応じていません。その理由は以下の通りです。


・シールは現金同様の扱いとなっており、払い戻しや交換はできない
・偽造や不正利用を防ぐために厳密に管理されている
・使用済み・未使用の判別が難しいため

たとえば、東京都品川区の「有料粗大ごみ処理券」は、公式サイトで「返品・交換不可」と明記されています。また、大阪市や名古屋市などの大都市圏でも同様の対応です。つまり、一度購入したシールの金額を間違えても、基本的にはそのまま使用するか、別の方法で活用する必要があります。
 

ただし一部の自治体では例外対応も

すべてのケースで返金・交換が絶対に不可能というわけではありませんが、ほとんどの自治体では原則として返金・交換はできません。
 
ただし、ごく一部の購入店舗では、独自の裁量で条件付き交換に応じる場合もあるようです。次のような条件に該当する場合は、問い合わせてみる価値があります。


・未使用かつ破損していないシール
・購入から日数が経っていない
・購入証明(レシートなど)がある
・同一店舗での交換希望である

もし店舗独自の対応がある場合、未使用かつ破損していないこと、購入直後であること、レシートがあること、同じ店舗での交換希望であることなどが条件となる場合があります。
 
ただし、これはあくまで店舗独自の裁量による例外的な対応であり、公式なルールではありません。必ず購入店舗と自治体の両方に確認してください。
 

金額を間違えたときの現実的な対処法

金額を間違えても、粗大ごみシールは無駄になるとは限りません。以下の方法でうまく対処できます。
 

・金額が不足していた場合

不足分を追加で購入し、複数のシールを貼って合計額を合わせることが可能です。たとえば、400円の処理費用に対して300円のシールを貼った場合、残り100円分のシールを追加購入すれば問題ありません。
 

・金額が多すぎた場合

高額な別の粗大ごみを出すときに再利用できます。たとえば、600円のシールを誤って買ったけれど、次に出す予定の粗大ごみがちょうど600円の場合、そのまま使用すれば損にはなりません。
 

まずは確認、無駄にせず活用を

粗大ごみシールの金額を間違えて購入した場合、基本的に返金や交換はできません。ただし、購入直後で未使用の状態であれば、ごく一部の購入店舗が独自判断で例外的に交換に応じる場合もあるようです。
 
ただし、これは公式なルールではなく、自治体としては原則返金・交換不可です。間違えてしまった場合は、以下のステップで対応しましょう。


1.購入店舗と自治体に問い合わせる
2.未使用シールを保管しておき、今後の粗大ごみに使う
3.不足分があれば追加シールで調整する

間違って購入しても慌てる必要はありません。今後の粗大ごみ処理に活用することで、無駄なく使いきれます。不安な場合は、粗大ごみ受付センターや自治体の公式窓口に早めに相談することをおすすめします。
 

出典

品川区 有料ごみ処理券のご案内
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問