夫婦で結婚式に出席し「5万円」のご祝儀を包んだら、「1人3万円が相場」と言われました…。2人だと6万円で偶数になるのですが、いくら渡すのが正解だったのでしょうか?
配信日: 2025.06.10

そんな疑問に答えるために、今回は「夫婦で出席する際のご祝儀マナー」について詳しく解説します。常識的な金額の目安や、周囲から非常識と思われないためのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
夫婦で結婚式に出席する場合、ご祝儀はいくらが相場?
一般的に、結婚式に出席する際のご祝儀の目安は「1人あたり3万円」とされており、夫婦で出席する場合は5万円または7万円が相場とされています。
ウェブスターマーケティング株式会社の「結婚式で実際に包んだご祝儀の金額」に関するアンケート結果では、連名でのご祝儀は1人あたりに平均すると2万9000円でした。ただし、相場はあくまでも目安です。新郎新婦との関係性や、地域性、年齢や立場などによっても異なります。たとえば、
●友人の場合
夫婦で5万円または7万円
●いとこや親戚の場合
夫婦で5万円または7万円
●上司や恩師の場合
もう少し多めに包むこともある
このように、「絶対にこの金額でなければいけない」という決まりはありません。
なぜ「偶数」は避けると言われるのか? 縁起とマナーの話
日本では昔から、「偶数のご祝儀は別れを連想させる」として、敬遠されることがあります。とくに2万円や4万円など「割り切れる数」はNGとされることが多いです。
ただし、6万円は「3万円×2人」という形で考えれば問題ないともいえるでしょう。最近では、偶数でも「ペア」や「夫婦」を表すとして、ポジティブに捉える風潮も広がっていますが、伝統的な考え方を重んじる方もいます。
「6万円」を包む際は、「1万円札5枚+5000円札2枚」など、割り切れない枚数にする工夫など、柔軟に対応するケースも増えています。したがって、6万円=偶数だからNGということはありません。大切なのは中身よりも「気遣い」と「説明の仕方」です。
大切なのは「金額」よりも「気持ち」と「状況への配慮」
結婚式のご祝儀は、「マナー」「相場」「縁起」など、さまざまな考え方がありますが、最も大切なのは相手への思いやりです。
●「夫婦で5万円」は相場内なので問題なし
●相場はあくまでも目安で、絶対ではない
●偶数=NGという考えは一部に残っているが、関係値によってはあり
最終的には、「どうすれば相手に不快な思いをさせないか」「どうすれば感謝が伝わるか」を考えて、ご祝儀の金額を決めましょう。心を込めたご祝儀は、金額以上に気持ちが伝わるはずです。
出典
ウェブスターマーケティング株式会社 結婚式で実際に包んだご祝儀の金額に関するアンケート(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー