毎月「1000円」のお小遣いをあげているというママ友から「お金の勉強は早めに始めさせた方がよいよ」と言われました。ウチの子は「5歳」なので難しい内容は分からないと思うのですが、どのようなことを教えればよいでしょうか?

配信日: 2025.07.05

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毎月「1000円」のお小遣いをあげているというママ友から「お金の勉強は早めに始めさせた方がよいよ」と言われました。ウチの子は「5歳」なので難しい内容は分からないと思うのですが、どのようなことを教えればよいでしょうか?
子どもの金融教育ではどのようなことを教えればよいのか、疑問を感じている人もいるでしょう。
 
今回は、子どもの金融教育の意義やメリット、お金の教育をする際のポイントや家庭でできる例を解説します。
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子どもに金融教育を行うメリット

金融教育は、子どもがお金のしくみを理解できるようになること、そして金銭感覚を養い自立する力が身につきやすくなることがメリットです。
 
子どもが税金や社会保障制度を知ることでお金のしくみへの理解が深まり、金銭に困らない人生を歩みやすくなる可能性もあります。また「使えるお金には限りがある」と理解させることが、金銭感覚を身につけるために欠かせないといえるでしょう。
 
限られたお金の中でのやりくりが身につくと、適切なお金の管理により安定した人生を送りやすくなります。
 
欲しいものがあっても買えるだけのお金ができるまで我慢することで、計画的にお金をためたり、我慢したりする力が身につくでしょう。小さなうちからお金をためる習慣が身につけば、将来的に急な出費やトラブルに見舞われた際にも対応しやすくなります。
 
また、お金を増やすためにはどうすればよいのか、考えて実践するようになるかもしれません。
 
このような金銭感覚が養われると、お金を計画的に準備することの重要性も理解できるようになります。将来の生活に向けて行動できるようになるため、自立する力を身につけやすくなるでしょう。
 

子どもにお金の教育をする際のポイント

金融教育を始めるタイミングは、就学前の幼児から小学校低学年頃がよいようです。とくに子どもからお金について質問されたときは、教育を始めるチャンスといえるでしょう。
 
なお、税金や投資などは基本をおさえてからでもよいため、まずは子どもにお金の基礎を理解させることがポイントです。
 
また、友だち同士でお金の貸し借りはトラブルにつながりやすいため、控えるように伝えましょう。もし友だちがお金に困っていても、お金は貸さず、親に相談するように促すことが重要です。
 

家庭でできる金融教育の例

子どもと一緒に買い物へ行ったときは、お金の教育をするチャンスといえます。子どもに夕食のメニューを伝えてからお金を渡して、一緒に計算しながら予算に合うように商品を選ばせると、金銭感覚を育める可能性があります。また、食事ではなく、毎日のおやつにおきかえてもよいでしょう。
 
欲しいものをねだられたときには、使えるお金には限りがあることを説明しましょう。お金は無限に湧くものではないと理解させることがポイントです。
 
また、お金をためるときに貯金箱を使うと、小銭がたまっていくことを実感できます。ためたお金を使うときには、本当に必要なものか、欲しかったものかを判断できるようになるまで親のサポートが必要になるでしょう。
 
小学生になったらお小遣い制にするのもよい方法です。お小遣い帳でお金を管理し、毎月決められた金額でやりくりさせることで、金銭感覚を育むことにつながるでしょう。子どもに任せっきりにせず、定期的にお小遣い帳を見ながら、お金を使いすぎていないかなどを話し合う機会を設けることも大切です。
 
幼稚園児の家庭では、お店屋さんごっこを通じてお金の使い方を学ばせたり、小銭の種類と物の買い方を教えたりするとよいかもしれません。
 

5歳児にはごっこ遊びなどを通じてお金の使い方から教えよう

子どもの金融教育は、子ども自身が生計を管理する能力を身につけ、社会とお金の関係を理解できるようにするために行います。5歳児の場合は、お店屋さんごっこ遊びをしたり、一緒に買い物をしたりすることから始めるとよいでしょう。そうすることで、お金の使い方や大切さを知るきっかけになります。
 
子どもへのお金の教育をどのように進めたらよいか悩んでいる保護者の方は、今回の内容を参考に、できることから始めてみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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