親戚へのお中元、気づけば毎年「3万円以上」…。さすがに高すぎでしょうか? 平均はいくらくらいなのでしょうか?
配信日: 2025.07.05

本記事では、お中元の平均金額や適切な贈り方、見直しのポイントについてわかりやすく解説します。

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気づけば毎年3万円以上……これって普通?
お中元は本来、「日頃の感謝を伝える」ための贈り物です。しかし、親戚付き合いが多い家庭では、贈る件数が増えるにつれ、合計金額も自然と膨らみます。
たとえば、4件に8000円ずつ贈るだけで3万2000円です。「贈るのが当然」という感覚で続けているうちに、毎年3万円以上の出費が当たり前になっているご家庭もあるでしょう。とはいえ、世間どの程度が一般的なのでしょうか?
相場はいくら? 親戚へのお中元の目安
お中元の金額は、相手との関係性によって変わりますが、以下が一般的な目安とされています。
・両親や義実家:3000~5000円
・兄弟姉妹や親戚:3000~5000円
・上司や取引先:5000円前後
また、株式会社Mstaが実施した「お中元に関するアンケート調査」によると、お中元の予算額で最も多かったのは「3000~4000円」で、贈る個数は1個もしくは2個が多い結果となっています。
つまり、合計金額は3000~1万円前後が多くの人の「現実的な予算」のようです。そのため、合計金額が3万円を超えると、やや高めの部類に入るといえるでしょう。
お中元は「数」より「質」? 予算見直しのヒント
3万円以上かけることが悪いわけではありませんが、「毎年続ける」ことを考えると、少し見直してみても良いかもしれません。お中元は高価なものでなくても、気持ちがこもっていれば十分に喜ばれます。むしろ高すぎる贈り物は、相手に気を遣わせてしまうこともあります。
たとえば、次のような工夫をしてみてはいかがでしょうか。
・一個あたりの予算を3000円程度に見直す
・自治体の特産品や、見た目にインパクトのある商品を選ぶ
・「家族全員で楽しめるもの(ゼリー詰合せや冷たい麺など)」を選び、実用性を重視する
また、どうしても全員に贈るのが負担になってきたら、「お中元は隔年にする」「お歳暮と交互にする」などの工夫もひとつの方法です。
まとめ:金額よりも、気持ちが伝わる工夫を
親戚へのお中元に毎年3万円以上かけているというのは、決して非常識ではありません。ただし、相場と比べるとやや高めであり、家計への影響や相手への気遣いも考える必要があります。
お中元は「ありがとう」を伝えるためのもの。大切なのは金額よりも「気持ちが伝わるかどうか」です。無理のない範囲で、贈る側も受け取る側も心地よく感じられる関係を築けるよう、今年から少しだけ見直してみてはいかがでしょうか?
出典
株式会社Msta お中元に何を渡すといい? お中元に関するアンケート調査を行いました
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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