高校生の娘にお小遣いを「毎月3万円」も渡してる妻。私が高校生の頃は「5000円程度」だったと思うのですが、いまはこれくらいが普通なのでしょうか?

配信日: 2025.07.20 更新日: 2025.09.26
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高校生の娘にお小遣いを「毎月3万円」も渡してる妻。私が高校生の頃は「5000円程度」だったと思うのですが、いまはこれくらいが普通なのでしょうか?
高校生の子どもに、いくらくらいのお小遣いを渡せばよいのか悩む保護者もいるでしょう。今回のケースでは、妻が娘に「毎月3万円」のお小遣いを渡しているのをみて、今はこれくらいが普通なのかと疑問に感じているようです。
 
渡す金額は、遊興費や交際費なども考慮しなければなりません。お小遣いは家庭によって異なるものの、近年ではどのくらいの金額が平均額といえるのでしょうか。
 
この記事では、高校生のお小遣いの平均額や、何にお金をかけたいと考えているかを解説します。
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高校生のお小遣いは平均で「5279円」

株式会社リクルートが実施した「高校生お小遣い実態調査2024」によると、2024年における高校生の1ヶ月のお小遣いは平均で「5279円」でした。2023年では「4950円」だったため、それから「329円」上がったことになります。
 
この調査結果から、今回のケースのように「月3万円」のお小遣いは、平均よりかなり多いといえるでしょう。
 
お小遣いの金額が上がった理由には、物価上昇の影響も考えられます。例えば、高校生が頻繁に利用するコンビニやスーパーの食料品の値上げも相次いでいます。そのため、お小遣いの見直しをした家庭もあるのではないでしょうか。
 

高校生が削りたくないと思う消費は「モノ」より「体験」

前述の「高校生お小遣い実態調査2024」では、高校生が考える消費に対する価値観に関しても調査が行われました。
 
高校生が「友達付き合い」をするうえで削りたくないと思う消費のトップは、ランチやカフェといった友達/恋人との飲食代で「53.5%」とあります。「自分自身のため」に削りたくないと思う消費は、自分の趣味に関するイベントやライブ、映画、テーマパークなどを楽しむための費用で「30.5%」でした。
 
こういった結果から、近年の高校生はファッションなどの「モノ」よりも、イベント参加やテーマパークで遊ぶような「体験」を重視しているといえるでしょう。
 

高校生の「4割」はアルバイトをしている

株式会社テスティーが行った「2025年版 中学生・高校生のお小遣いに関する調査」によると、高校生で「お小遣いをもらっている」と答えた人の割合は「70.1%」とあります。
 
また、「アルバイトをしている」と答えた高校生は「40.0%」でした。なかでも、飲食店でのアルバイトが多いようです。月収は「5万円以上」が「36.2%」で最多、次点で「3万円~4万円未満」「4万円~5万円未満」が同率で「20.8%」となっています。
 
結果を見ると、アルバイトをしている高校生は「4割」ほどで、割合としては少なくないといえます。なかにはアルバイトをしつつ、お小遣いももらっているという高校生もいるでしょう。
 

まとめ

一般的に高校生のお小遣いは、中学生と比べると多くなる傾向です。交友範囲が広がり、付き合いにかける金額も増えるでしょう。また、興味や出掛けられる機会も増えて、自分にかけたい金額が多くなるのも自然なことです。
 
お小遣いの金額は家庭によってさまざまです。家庭の収入状況を考慮し、無理のない範囲で設定するとよいでしょう。また、子どもがどのようにお小遣いを使っているかを把握し、必要とする金額を相談しながら決めることも大切です。
 

出典

株式会社リクルート スタディサプリ進路 高校生お小遣い実態調査2024(1ページ)
株式会社テスティー 2025年版中学生・高校生のお小遣いに関する調査(PR TIMES)
TesTee Lab
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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