私は毎回「10万円以上」払ってiPhoneを一括購入しています。やはり大手キャリアの「端末購入プログラム」はお得なのでしょうか?
本記事では、iPhoneを購入する際の端末購入プログラムにおける負担額や、利用時の注意点について紹介します。
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廉価版という位置づけにある「iPhone 16e」でも一番安くて「10万円程度」
現在販売されているiPhone 16シリーズの中でも、いわゆる廉価版といった位置づけにある「iPhone 16e」は、比較的お手ごろな値段と普段使いに適した性能を兼ね合わせている機種です。表1は、各通信キャリアにおけるiPhone 16eの値段をまとめたものです。
表1
| 販売店 | 価格(税込み) |
|---|---|
| Apple社(SIMフリー) | 9万9800円 |
| 通信キャリアA | 11万8910円 |
| 通信キャリアB | 11万2800円 |
| 通信キャリアC | 11万9088円 |
※筆者作成(2025年7月16日時点)
キャリアの方が少し高いですが、どれも10万円~11万円前後の値段です。iPhoneにおける今までの廉価版機種といえば、iPhone SEシリーズが有名でした。
iPhone SEシリーズの中でも最も新しいiPhone SE(第3世代)がApple公式の販売価格で6万2800円(税込み)からであったことを考慮すると、iPhone 16eは同じ廉価版機種でもかなり高額であるといえます。
「端末購入プログラム」の実質負担額は?
端末購入プログラムとは、各通信キャリアが独自に設定している、スマートフォンを定価よりもお得に購入できるプログラムです。
分割払いで購入したスマートフォンを一定期間後に返却することで、残債が免除されるという仕組みです。機器の中でもとりわけ、ハイエンド機種の値上がりが激しい現代においては、最新機種をお得に購入できるというメリットがあります。
表2には、各通信キャリアが発表している、iPhone 16eを端末購入プログラムで購入する場合の負担金額をまとめました。
表2
| キャリア | 端末購入プログラム適用時の負担額(税込み) | 機種変更(プログラム利用)のタイミング |
|---|---|---|
| 通信キャリアA | 4万3670円 | 23ヶ月目 |
| 通信キャリアB | 3万8547円 | 13ヶ月目~25ヶ月目まで |
| 通信キャリアC | 9840円 | 25ヶ月目 |
※筆者作成(2025年7月16日時点)
それぞれ表2にまとめたプログラム利用のタイミングに条件を満たし、次のスマートフォンへの機種変更を行うことで、プログラム適用時の値段に抑えることが可能になります。定価の半分以下で利用できるものもあるため、価格だけを見ればお得に感じる人も多いはずです。
また、一般的にスマートフォンの寿命は2~3年程度が目安とされているため、機種変更のタイミングとしてもちょうどよいかもしれません。
「端末購入プログラム」は結局お得? 注意点は?
一見メリットが多いように感じる端末購入プログラムですが、いくつかの注意点があります。
1. 端末は返却しなければいけない
端末購入プログラムを利用するためには、基本的に新端末と引き換えにこれまで使用していた端末を返却しなければなりません。端末を手元に残せない点に注意しましょう。
2. 追加費用発生のリスク
多くのキャリアでは、返却時に端末が故障している場合などには、追加料金が発生します。キャリアによっては各種補償サービスへの事前加入で、料金を抑えることも可能です。
3. 売却した方がお得な場合も
iPhoneは買取価格が比較的高い傾向にあるため、機種によっては中古ショップなどに売却を行った方がよりお得になる可能性もあります。
まとめ
iPhoneをはじめとしたスマートフォンの価格が高騰している現代において、大手通信キャリアの端末購入プログラムは、機器を手軽に購入できる選択肢のひとつです。一定期間後に端末を返却することにより、定価の半額以下で最新機種を利用できることもあります。
本記事を参考に、注意点も踏まえてお得に端末を購入しましょう。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
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