海外のホテルに“高級腕時計”を忘れてきた…チェックアウト後30分でも「見つかったら郵送します」とのこと。郵送料は自腹になるのでしょうか?
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目次
海外のホテルでも郵送対応はしてくれるのか? 実際の流れを整理
海外旅行中、慌ただしくチェックアウトしたあとで「部屋に私物を忘れていた!」と気づくこともあるでしょう。特に高級腕時計など価値の高いものを忘れた場合、すぐにホテルへ連絡したいところです。
多くのホテルでは見つかった場合は一定期間保管し、依頼があれば郵送してくれます。例えば国内のビジネスホテルでは、館内で発見された忘れ物を遺失物法に基づいて3ヶ月程度保管(品物により異なる)し、着払いなどで送付が可能です。
海外ホテルでは、保管期間や対応方法はホテルごとに異なりますが、例えば世界各地に展開するある大手ホテルによると、遺失物を90~180日間保管します。連絡方法は、ホテルへ直接電話するか、専用フォームからEメールで行い、配送は宿泊者負担となっています。
郵送料は本当に自腹? 多くのホテルがゲスト負担とする理由
結論からいえば、ほとんどの場合、送料は自己負担です。これは海外に限らず、日本国内のホテルでも同様です。これには、以下の理由が考えられます。
●コスト負担の公平性
●国際送料の高さ
●配送リスクと保険
ホテルが全員分の送料を負担すると宿泊料金の値上げにつながるため、忘れ物をした人が費用を負担するのが一般的です。国際宅配便は距離や重量によって料金が高額になり、ホテルが負担すると経営上の負担が大きくなります。
また、高価な品物を送る場合は追加保険が必要な場合があり、その費用もホテル側がカバーするとなると、年間を通して大きな費用となってしまうかもしれません。
高級腕時計のような高額な忘れ物でも同じ扱い? 注意点と安心の手続き
高級腕時計やジュエリーなど、高額品の忘れ物でも送料負担は基本的に同じです。ただし、取り扱いや発送方法には特別な注意が必要です。
●配送業者の選択
●保険付き発送
●関税の可能性
配送業者は、国際的に追跡が可能な業者に依頼するのが望ましいでしょう。高価な品物を送る場合は、追加保険の加入も検討しましょう。また、返送時には「輸入品」として関税が課されないよう、事前に別送品申告の手続きをしておくことをおすすめします。
まとめ
海外のホテルで高級腕時計を忘れた場合、見つかれば郵送してもらえる可能性は高いものの、送料や保険料はほぼ確実に自己負担となるでしょう。国際送料や保険料は想定以上に高額になることがあり、さらに関税の可能性もあるため、費用負担は数千円~数万円に及ぶこともあるかもしれません。
忘れ物をしないことが一番ですが、万一の場合も正しい知識と準備があれば、落ち着いて手続きできます。旅行先での思い出と同じく、大切な持ち物も無事に帰国させられるよう、出発前から備えておきましょう。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
