更新日: 2019.06.14 家具・片付け

片づけの美学45 布団・かさばる服の保管で「収納が足りない!」

片づけの美学45 布団・かさばる服の保管で「収納が足りない!」
暖かい季節になり、冬の布団や衣類を片づける時期になりました。
 
ただ、いざ収納しようとして、必要なスペースにお困りではないでしょうか。季節モノの収納を見直してみませんか。
 
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

季節モノは増えていく

持ち物はその家に引っ越した日が最も少ないと言われています。同じ家に長年暮らしていると、モノを増やさないようにいくら気をつけていても、モノは増えてしまいます。
 
特に冬の衣類や布団はフワフワ、モコモコしていることが多いので、1つ増えるだけでも収納の中で大きな存在になります。場合によっては、冬物のせいで収納がぎゅうぎゅうになったり、押し込むような事態になったりすることも。
 
収納スペースを増やすよりも、収納の方法を工夫することで、問題を解決してみましょう。
 

モノを小さくする

大きなモノを小さくする方法で解決。「布団用圧縮袋」は、袋の中の空気を抜くことで、布団を薄く圧縮するアイテムです。布団のサイズがずいぶん小さくなるので、収納スペースを節約することができます。
 
掃除機で空気を吸い出すバルブがついているタイプや、手で空気を追い出すタイプなどがあります。また、防ダニ加工を施してある商品もあります。
 
使い方は、まず布団の湿気を取り除くため、天日干しをします。布団の熱が取れてから、袋に入れやすい大きさに畳みます。なるべく奥に入れましょう。次に袋に布団を入れ、チャックをします。
 
チャック閉めが不完全だと空気が抜けてしまうので注意してください。商品によっては、スライダーがついていて、滑らせるだけで袋を完ぺきに閉じることができます。
 
最後に空気を抜きます。掃除機で空気を抜くタイプはノズルを垂直に当てることで上手に空気が抜けていきます。商品によって保存期間は違いますが、あまり長期間保存していると、元の状態に戻らない場合があるので注意してください。
 

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宅配クリーニングの保管サービス

シーズンオフのモノを家に置かない方法で解決。家の外で保管してもらいましょう。
 
冬物はサイズが大きいので、クリーニングに持ち込むことさえも一苦労。そんな時に助かるのが、宅配クリーニングです。自宅から洗濯物を箱に詰めて宅配便で送り、クリーニングが済んだら送り返してもらうサービスです。
 
そして、多くの会社がクリーニングした衣類や布団などを保管するサービスを提供しています。箱に詰めて送るだけで、使ったモノが次に使う時期にきれいになって戻ってくるのはありがたいですね。
 
会社によって、保管の期間、保管の料金、送料の有無や保管する場所や環境など違いがあるので、自分の好みや希望に合ったものを選んでくださいね。
 

箱の保管サービス

「クリーニングは不要だけど、モノを預けたい。だけどトランクルームを借りるほどではない」という場合は、モノを預かってもらう方法で解決。箱にモノを詰めて、箱を宅配便で送って保管してもらうサービスです。
 
箱のサイズで料金が決められて、月額料金を払う仕組みです。
 
会社によって、料金やサイズ、保管する場所や環境など違いがあります。
 
このサービスであれば、冬の衣類だけでなく、一緒に冬小物(例えば手袋やスキーゴーグルなど)も一緒に家の外で保管してもらえます。
 

布団をクッションに変身させる

シーズンオフの布団を、「クッションにしてしまう」というアイデアで解決。布団をヌードクッション(クッションの中身)に見立てて、使いながら保管する方法です。
 
来客用の布団など、使う機会は少ないけれど、持っていないのは不安というアイテムには適した保管方法ではないでしょうか。敷布団ならソファに、掛け布団ならクッションになります。
 

楽しんでチャレンジ

収納が足りないと、片づけることが面倒で後回しにしがちになります。
 
そんな時は、解決方法を試してみてください。上手く片づくとストレスなく次のシーズンを迎えることができますよ。
 
執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)
美学のある暮らし 代表
 

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