片づけの美学46 旅行の準備をしながら、モノを減らすテクニック

配信日: 2019.06.08 更新日: 2019.06.13

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片づけの美学46 旅行の準備をしながら、モノを減らすテクニック
旅行やお出かけに行くと、お土産や記念品をつい買い求めたくなりますね。思い出は大切なので、欲しいなと思う時は記念品を気持ちよく買いましょう。その分、出発前にモノを減らしてからお出かけしてみませんか。
 
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

旅先でモノを使い切って処分してくる

旅行の準備をする時、気になるのが荷物の量。行きは小荷物、帰りは大荷物になることはないでしょうか。
 
旅先で不自由はしたくないけれど、使い終わると消えてくれるといいのに。なんて思うかもしれません。それを実現するためには、色々なモノを「使い捨て」にする必要があります。
 
しかし、わざわざ使い捨て用にモノを新たに購入していては、家の中のモノが減りません。さらにお金もかかってしまいます。
 
一番効率がよいのは、家の中のモノを使い捨て品に仕立ててしまうことです。洋服や下着などの衣料品や洗顔、化粧水などの化粧品類は使い捨てにしやすいので、とてもおすすめです。
 
旅のアイテムが使い捨てになると、うれしいメリットがあります。
・捨てるのを迷うアイテムも、捨てる決断がしやすい。
・旅行の荷物が減る。上手くいけば、帰りの方がコンパクトな荷物に。
・家のモノが減る。
・帰ってからの洗濯物が減る。
・ゴミを処分しなくていい。
 

旅先でモノを処分するなら、マナーにも気をつけたい

旅先によってどんなモノが必要かを考えて、持ち物を使い捨てにできるか検討するのは楽しい作業です。例えば、たくさんのアメニティが用意されているようなホテルでは、使い捨て品はあまり使う機会がなさそうなので、自分の衣類だけでいいかもしれません。
 
また、キャンプなどのアウトドアに行く場合は、ほとんど全てのモノを持参する必要があると思います。そんな時は使い捨て品として、たくさんのモノが候補に挙がると思います。
 
注意点は使い捨て品が多くなるほど、ゴミの処分も発生するということです。捨てる場所に迷惑になるモノは控えたり、設置されているゴミ箱からはみ出てしまうような量にならないようにしたりするなど、マナーは守りたいですね。
 

捨て時の洋服や下着を集める

使い捨て品にするための新品を買っていては意味がありません。出来れば、くたびれ始めているモノを「今までありがとう」の気持ちで使って、旅先で「さようなら」できるのが理想的です。
 
そのために、旅行に出かけるしばらく前から、洋服や下着を吟味し始めましょう。
 
下着や靴下にくたびれたモノがないか、洗濯や着替えの時にチェックしておくと、すぐに準備できます。洋服は、くたびれ感と共に、流行やこれからも着るか、などをポイントに選んでみましょう。
 
下着を使い捨て品にする時は、白色など外から見えない袋を持参しておけば、ゴミ箱に入れるのも恥ずかしくありません。
 

サンプルを使いこなして、荷物を減らす

お試し品として渡されている化粧品のサンプルを使いそびれている方が多いはずです。サンプルは「いつか使うかも」と捨てづらいアイテムの一つです。
 
サンプルを活用すれば、大きなビンの正規品化粧水などを持っていく必要がなくなるので、ずいぶん荷物を減らすことができます。お肌のケアに入念な方は、荷物がコンパクトになってうれしいですね。サンプルが家にたまりがちな場合は、旅行の機会に使ってしまいましょう。
 

帰宅後は新生活気分

旅行に使い捨て品を持っていくと、家で使っていたモノがなくなります。必然的に新しいモノを使い始めるので、気分一新、旅行後は新生活気分を味わうことができるかもしれません。
 
次の旅行の際には、くたびれたアイテムやサンプル品を家の中から見つけて、活用してくださいね。旅で自分自身だけでなく、家の中もリフレッシュさせてあげましょう。
 
執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)
美学のある暮らし 代表
 

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