5歳、3歳、0歳の子どもがいます。先日下の階の方から「足音がうるさい」と言われてしまいました。おわびの菓子折りはいくらくらいのものが妥当なのでしょうか?
そんな中、「下の階の方から足音がうるさいと言われてしまった」場合、怒られたというショックと同時に、「どう対応すればいいのか」「どんなおわびをすれば角が立たないのか」と悩む方も少なくありません。
本記事では、おわびで渡す菓子折りの金額の目安や選び方、そして気持ちを伝えるポイントを解説します。
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目次
おわびの気持ちは「誠実さ」が最も大切
Medivoke株式会社が実施した「子供の生活音」に関する調査によると、12%の人が近隣から音に関する苦情が入ったことがあると回答しており、34%が足音に関する苦情が入ったと回答しています。
まず知っておきたいのは、トラブル対応で一番大事なのは金額ではなく、誠実な姿勢です。相手が求めているのは「お金」ではなく、「自分の気持ちを理解し、配慮してもらえた」と感じること。
そのため、菓子折りは“謝罪の気持ちを形にするための小さな添え物”という意識を持つことが大切です。
菓子折りの金額相場:1000円〜3000円程度が目安
一般的に、生活音トラブルのようなご近所間での軽いおわびでは、お菓子の金額は 1000円〜3000円程度 が妥当とされています。
1000円前後
→軽いおわび、初回の訪問、相手が穏やかな場合
2,000〜3000円
→しっかりと誠意を伝えたい場合
たとえば、デパートやスーパーで買える「個包装の焼き菓子」「日持ちする和菓子」などが適しています。有名すぎるブランドや高級すぎる贈り物は、かえって相手に気を使わせてしまうため避けましょう。
おすすめの菓子折りの選び方
菓子折りを選ぶ際には、以下のポイントを意識しましょう。
1.日持ちするもの
生菓子よりも、クッキー・フィナンシェ・最中など日持ちの良いお菓子を選びましょう。冷蔵が必要なものは、かえって手間をかけてしまう可能性があります。
2.家族構成を意識する
お子さんがいるご家庭なら甘めのお菓子、年配の方なら上品な和菓子がよろこばれるでしょう。
3.個包装になっているもの
清潔感があり、少しずつ楽しんでもらえる印象を与えられます。
4.過剰な包装は避ける
豪華すぎる包装や熨斗(のし)紙は逆効果。「おわび」と書いたシンプルなのし、もしくは短い手書きメッセージで十分です。
訪問時の言葉づかいと渡し方のコツ
おわびの気持ちは、言葉と態度でしっかり伝わります。以下のような流れを意識すると、相手に誠意が伝わりやすくなります。
1.事前に在宅時間を確認する
突然の訪問は迷惑になることもあるため、インターホン越しに一言伝え、都合を聞きましょう。
2.ドアの外で短く謝罪する
「先日はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。子どもが小さく、気をつけてはいるのですが…今後はより注意いたします」というように、手短に誠意をもって伝えましょう。
3.菓子折りを差し出す
「お気持ちだけですが…」と添えると、押し付けがましくなくスマートです。
4.長居しない
謝罪は短く、印象よく。深く頭を下げ、数分で切り上げましょう。
その後にできる騒音対策も忘れずに
おわびをして終わりではなく、実際の対策を取ることが信頼回復のカギです。以下のような工夫を取り入れてみましょう。
・厚手の防音マットやジョイントマットを敷く
・子どもの遊び時間を「昼間」にまとめる
・走り回る遊びは外で思いきり楽しませる
・夜間は静かな遊び(絵本やブロックなど)に切り替える
実際に行動することで、「きちんと配慮してくれている」と相手も感じやすくなります。
おわびは「心のこもった一歩」で十分
おわびの菓子折りは、あくまで“誠意を伝えるための手段”です。金額や品物に神経をとがらせるよりも、相手の立場に立って気持ちを伝えることが何より大切です。
1,000〜3000円程度の菓子折りを用意し、丁寧におわびをすれば十分誠意は伝わるでしょう。そして、再発防止のための配慮を続けることで、ご近所付き合いもうまくいくはずです。
出典
Medivoke株式会社「子供の生活音」に関する調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
