都営住宅に住む母の駐車場に、いつの間にか「新車のSUV」が停まっています。世帯年収が上がった場合でも、そのまま住み続けられるのでしょうか?
さらに、駐車場に見慣れない“新車のSUV”が停まっているとなると、「そもそも契約者本人の車なのか」「名義貸しの不正利用では?」といった別のトラブルも疑われやすい点に注意が必要です。この記事では、都営住宅の収入ルールと、駐車場利用で気をつけたいポイントを整理します。
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目次
都営住宅は収入が上がると「家賃が上がる」「退去努力義務が出る」場合がある
都営住宅は入居時だけでなく、入居後も収入状況に応じて扱いが変わります。基準を超えると「収入超過者」に該当し、家賃が上がったり、住み替え(明け渡し)に努めるべきだとされたりすることがあります。
実際に都営住宅では、収入超過者に対して明け渡し努力義務が定められており、制度として収入が上がってもずっと同条件で住み続けられる仕組みではありません。
また、都営住宅の入居資格には所得基準があり、世帯人数ごとに上限が定められています。所得の認定は原則「前年所得」を用いるなど、審査ルールも明確です。
「新車のSUVがある=即アウト」ではないが、気になるなら確認は必要
都営住宅に住みながら車を所有すること自体は、直ちに違反と決まるものではありません。たとえば、車が生活に必要なケース(通院、介護、仕事等)もありますし、中古車でも新車でも“車がある=不正”とは限りません。
ただし、周囲からは「収入が十分にあるのでは? 」と見られやすく、結果として収入状況の確認や家賃の見直しにつながる可能性はあります。特に、収入が一定以上増えれば「収入超過者」扱いになり、割増家賃が発生する方向に動くこともあるため、年収が上がったタイミングで手続き漏れがないか注意したいところです。
「いつの間にか停まっている」という状況なら、まずはそのSUVが母の車なのか、家族の車なのか、あるいは無関係な第三者の車なのかを切り分けるのが先決です。
駐車場は“契約ルール”があるため、名義貸し・無断利用はトラブルになりやすい
都営住宅の敷地内駐車場は、空きがあれば誰でも自由に使えるものではなく、基本的に所定の手続きに基づいて利用する仕組みです。駐車場関連の手続きが案内されていることからも、利用にあたって届出や返還など一定のルールがあることが分かります。
そのため、もし「契約者(母)ではない人の車が常態的に停まっている」「母が契約している駐車区画を、別世帯が使っている」ような状態だと、名義貸し・無断利用を疑われやすくなります。収入の問題とは別軸で、駐車場の不正使用が原因で指導・是正の対象になることもあり得ます。
見慣れない車が停まっている場合は、いきなり責めるのではなく、管理事務所や自治会掲示、駐車許可証の有無など“事実確認”から入ると安心です。
都営住宅は収入増で「家賃・扱い」が変わる可能性。駐車場は不正利用に注意
都営住宅は収入が上がった場合でも直ちに退去が確定するわけではありませんが、収入超過者に該当すると家賃が上がったり、明け渡し努力義務が生じたりする仕組みがあります。
また、新車のSUVがあること自体は違反とは限らない一方、「誰の車か」「駐車場契約に沿っているか」は別問題です。もし第三者の無断駐車や名義貸しが疑われるなら、管理事務所に相談し、トラブルを大きくしない形で確認するのが現実的でしょう。
出典
東京都 所得基準
東京都住宅供給公社 収入超過者になると住宅を返還(退去)しなければいけませんか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
