年金と貯金で生活しています。孫へのお年玉や食事の負担が重く、お正月の集まりはもうやめたいと思っています…身勝手でしょうか。

配信日: 2026.01.30
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年金と貯金で生活しています。孫へのお年玉や食事の負担が重く、お正月の集まりはもうやめたいと思っています…身勝手でしょうか。
年金と貯金を頼りに暮らす中で、お正月が近づくたびに気持ちが重くなる。そんな思いを抱えていませんか。
 
孫へのお年玉や家族分の食事代は年々負担が増し、「もう集まりをやめたい」と感じながらも、身勝手だと思われるのが怖くて言い出せない人は少なくありません。本記事では、その葛藤の正体と、自分を大切にするための考え方について掘り下げます。
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「家族団らん」が素直に喜べなくなった理由

「お正月くらい、家族みんなで集まるもの」
 
そう言われるたびに、心の中でため息をついてしまう。そんな高齢者は決して少なくありません。年金と長年の貯金を切り崩しながら生活する中で、お正月の集まりは年々負担の大きい行事になってきています。
 
孫の成長を間近で見られることは確かにうれしいものです。しかし同時に、お年玉の準備、食事の用意、場合によっては親戚分のもてなしまで求められ、出費も気力も削られていきます。
 
株式会社モロが行った「インフレとお年玉に関する実態調査」によると、約6割がお年玉を負担に感じると回答しています。昨今の物価高の影響もあり、お正月の出費を痛手と感じている高齢者は多いようです。
 

年金生活における「見えにくい不安」

現役時代は、多少の出費も「働けば何とかなる」と思えたでしょう。しかし年金生活ではそうはいきません。収入はほぼ固定され、物価は上がり続け、医療費や介護費用の心配も現実味を帯びてきます。
 
「今年はいくらお年玉を包めばいいのか」「前年より少ないと気まずいのでは」と考え始めると、楽しみよりも不安が勝ってしまいます。それでも「祖父母としての務めだから」「いまさら断れない」と、無理を重ねてしまう人も多いのです。
 
また、年金生活では「予測できない出費」への不安も常につきまといます。急な病気や家電の故障、住まいの修繕など、いつ何が起こるかわかりません。
 
そうした将来への備えを考えるほど、「お正月のために貯金を減らしていいのだろうか」という迷いが生まれます。気持ちよく渡したいはずのお年玉が、家計を圧迫する存在に変わってしまうこと自体、多くの高齢者にとって大きな心の負担なのです。
 

「やめたい」と思う気持ちは自然なもの

お正月の集まりを「もうやめたい」と思うことは、決して身勝手ではありません。それは自分の生活や心を守ろうとする、ごく自然な感情です。
 
無理を続ければ、日常生活に支障が出たり、気持ちが沈んだりすることもあります。家族行事は本来、安心して参加できるものであるべきです。負担や苦しさを感じながら続ける必要はありません。
 
また、「これくらい我慢すべきだ」「周囲はもっと大変なのだから」と自分の気持ちを否定し続けることは、心の疲労を蓄積させます。表には出さなくても、行事が近づくたびに憂うつになったり、体調を崩したりする人もいます。そうしたサインは、休息や見直しが必要だという心からのメッセージなのです。
 

角を立てずに負担を減らす工夫

とはいえ、急に集まりを断つことに抵抗を感じる人もいるでしょう。その場合は「自宅での集まりをやめて外食にする」「お年玉は金額を決めて無理をしない」「毎年ではなく数年に一度にする」など、形を変える方法もあります。
 
また、「年金生活で余裕がない」「体力的に準備が大変」と正直に伝えることも大切です。多くの家族は、事情を知れば理解してくれるものです。
 

自分の人生を大切にする選択

これまで家族のために尽くしてきたからこそ、今があります。これからは、自分の心と生活を守る選択をしてもいいのです。「やめたい」と感じる気持ちは、長年頑張ってきた証。
 
罪悪感を抱え込まず、自分にとって無理のない距離感を見つけることが、穏やかな老後につながるのではないでしょうか。
 

出典

株式会社モロ インフレとお年玉に関する実態調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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