コストコで「ガソリン135円」にビックリ!「年会費5280円」だけど、年間何キロ走れば“元を取れる”? アルファードに乗るわが家の場合で検証してみた
本記事では、トヨタの「アルファード」を例に、年間で何キロメートル走ればコストコの年会費の元が取れるのかを検証します。
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目次
コストコのガソリンは本当に安いのか
コストコのガソリンスタンドは、会員向けサービスの一環として運営されています。一般的なガソリンスタンドと異なり、ガソリン単体で大きな利益を出すモデルではなく、集客目的の低マージン価格が前提です。
そのため、人件費や広告費を抑えた運営が可能になり、結果として価格を低く設定しやすくなっています。
実勢価格を見ると周辺相場より安いケースが多い
まずは、コストコのガソリン価格と一般的なガソリンスタンドの価格差を整理していきましょう。
地域差は見られるものの、周辺のガソリンスタンドより1リットルあたり10円近く差があることも珍しくありません。2026年2月時点のコストコのレギュラーガソリンは、首都圏店舗では約135円で販売されています。資源エネルギー庁が調査した小売価格(約155円)と比較すると、かなり割安と言えるでしょう。
価格差は一定ではなく時期やエリアによって変動する
コストコのガソリン価格が安いとは言え、その差が常に一定とは限りません。原油価格の変動や地域の価格競争状況によっては、価格差が10円以下に縮まることもあります。近所に激安店がある場合や、年間の走行距離が少ない家庭では、差額で年会費を回収しにくくなるため、注意が必要です。
アルファードの燃費から1キロメートルあたりのガソリン代を考える
次に、アルファードに乗っている場合を例に具体的な価格を考えていきます。アルファードのWLTCモード燃費は10.3~18.9キロメートル/リットルです。ここでは街乗りを想定し、実燃費を12キロメートル/リットルとして計算します。
ガソリン価格が1リットルあたり10円安い場合、1キロメートルあたりの節約額は次のとおりです。
10円÷12キロメートル=約0.83円
つまり、コストコのガソリンスタンドを利用することにより、1キロメートル走るごとに約0.8円ずつ、ガソリン代の支払いが少なく済む計算です。
年会費5280円を回収するための年間走行距離
コストコのガソリンで年会費5280円を回収できるかどうかは、「年間でどれくらい車に乗っているか」で決まります。ここでは、実際の生活スタイルに当てはめて考えてみましょう。
回収ラインは年間6000キロメートルが一つの目安
1キロメートルあたりの節約額を約0.83円とすると、年会費5280円を回収するためには年間6300キロメートル以上の走行が必要です。
通勤で毎日車を使っている家庭を想定し、通勤距離が往復25キロメートルだとすると、平日20日勤務では、
25キロメートル×20日×12ヶ月=年間約6000キロメートル
となり、この時点で回収ラインまであと300キロメートル程度と、かなり近い水準まで到達しています。
年間であと300キロメートルを月に換算すると約25キロメートルなので、週末に近所へ買い物に出かけたり、少し遠出をしたりするだけでも十分に達成できる距離と言えるでしょう。そのため、車通勤に加えて、週末も多少車を使う家庭であれば、ガソリン代だけで年会費の元は取れている可能性が高いと考えられます。
一方で、平日は車をほとんど使わない家庭もあります。例えば、週末にまとめて買い物や外出する程度だと、ガソリン代の差額だけで年会費を回収するのは難しいかもしれません。
ガソリン目的の会員利用で注意したいポイント
ガソリンの価格差は常に一定ではなく、地域や時期によって異なります。また、給油するために遠回りをしたり、混雑で待ち時間が発生したりした場合の時間コストは計算に含まれません。
さらに、給油のついでにコストコで買い物して支出が増えれば、家計全体ではマイナスになることもあります。会員になる目的がガソリンであっても、定期的に数字を見直すことが大切です。
年間の走行距離が短い家庭では、ガソリンだけで元を取るのはやや厳しいので、コストコでの買い物や他の会員特典も含めて判断すると良いでしょう。
コストコのガソリンは「走行距離」で判断するのが正解
アルファードの場合、通勤などで日常的に車を利用している家庭なら、給油だけでコストコ年会費の回収は十分可能です。一方で走行距離が短い場合や、近隣店舗とのガソリン価格差が縮まった場合は、元が取れなくなる可能性もあります。
大切なのは「なんとなく安いから」ではなく、「年会費」という固定費を走行距離で回収できているかを数字で確認することです。ガソリン目的の会員利用こそ、年に一度は家計を見直してみることをおすすめします。
出典
資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
