家族3人の「日帰りディズニー」で“5万円”以上かかり衝撃! 親には「昔は5000円で楽しめた」と言われましたが、今の“半額”くらいですよね? 本当にそれだけ安かったのでしょうか?
今回は、東京ディズニーリゾートの値上がりについて、今の親世代の幼少期にあたる25年前とどれくらい違うのか比較してみました。
FP2級、AFP、簿記3級、クレジットカードアドバイザー3級、住宅ローンアドバイザー
ゲスト1人あたりの売上高
東京ディズニーリゾートの運営会社である株式会社オリエンタルランドが発行するデータブック「FACT BOOK2025(2025年3月期)」に記載されている、「上場以来のゲスト1人あたり売上高の推移」を見てみると、2025年3月は1万7833円となっています。
つまり家族3人で来園した場合、平均で5万3000円程度はかかっているといえます。一方、今の親世代の幼少期にあたる2000年3月は1人あたり9346円、同データで最も古い1997年3月は9429円と、2025年3月の半額程度の金額です。
図表1
株式会社オリエンタルランド FACT BOOK2025(2025年3月期)より筆者作成
このことから、今の祖父母世代が東京ディズニーリゾートへ訪れると、金額が著しく上がっていることに驚くかもしれません。
1デーパスポートの金額も25年前は半額以下
東京ディズニーリゾートの収益の大部分を占めるのが、チケット料金も含めた「アトラクション・ショー収入」です。FACT BOOK2025によると、チケット料金は2021年3月より変動価格制を導入しているため、過去の料金との単純な比較はできません。
しかし、大人料金の1デーパスポートは2025年3月が最高1万900円であるのに対し、2000年3月は一律5200円、1995年3月は一律4800円と、繁忙期水準で比較すると25年以上前の2倍以上になっていることが分かります。
25年前の2倍にまで上がっている理由
東京ディズニーリゾートで顧客1人あたりが支払う金額、およびチケット代が25年前の2倍程度であるため「物価高がここまで進んだのか?」と、疑問を感じる人もいるかもしれません。
しかし、IMF(国際通貨基金)による日本の消費者物価指数を比較してみると、2000年が97.29であるのに対し2025年は112.05です。比率にして1.15(+15%)であることから、東京ディズニーリゾートの値上がりは物価高だけが要因とはいえません。
ここまで大幅に値上がりした要因として、2021年3月より導入されたチケットの変動価格制が考えられます。変動価格制が導入される前年の2020年3月は7500円と、2025年3月の最高1万900円よりはかなり低めの水準です。
図表2
株式会社オリエンタルランド FACT BOOK2025(2025年3月期)より筆者作成
変動価格制を導入した理由として、オリエンタルランド社は「入園者数の繁閑差を平準化するため」と公表しています。大型連休のような繁忙期のチケット代は最高額が適用されるため、金銭的に大きな負担となるでしょう。
少しでも金銭的負担を抑えたいのであれば、平日などの閑散期を狙うような対策が必要と言えるでしょう。
出典
株式会社オリエンタルランド FACT BOOK2025(2025年3月期)
株式会社オリエンタルランド 東京ディズニーランド®/東京ディズニーシー®チケットの変動価格制導入について
執筆者 : 土田崇央
FP2級、AFP、簿記3級、クレジットカードアドバイザー3級、住宅ローンアドバイザー


