マイルが貯まったので「ファーストクラス特典航空券」か「ビジネスクラス」で迷っています。旅行が趣味なのですが、どちらが“得な選択”なのでしょうか?
本記事では、旅行好きの人が納得して選べるように判断の軸を整理します。
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マイル単価と追加で払う費用
最初に大事なのは、「得=1マイルの価値が高いこと」と決めてしまうことです。計算はシンプルで、「(同じ便を現金で買うならいくらか - 特典でも払う税金など)÷ 使うマイル」で、これがいわゆるマイル単価です。
ビジネスクラスのほうが得と言われやすいのは、現金運賃の差が大きくなりやすいからですが、路線や時期によっては単価が伸びないこともあります。そのため、ビジネスなら常に正解にはなりません。
そして見落としがちなのが、特典航空券でも現金負担が残る点です。国際線では、出入国税や空港使用料、燃油特別付加運賃などは、特典航空券でも基本的に利用者負担となります。ここが高いと「せっかくマイルなのに……」となるので、比較するときは必ず同じ条件で差し引きしましょう。
ファーストクラス特典が得になる条件
ファーストクラスとビジネスクラスで迷うとき、判断のコツはファースト全体の価値ではなく、ビジネスからファーストに上げる“追加分”だけを見ることです。つまり、「(ファースト現金運賃 - ビジネス現金運賃)÷(ファースト必要マイル - ビジネス必要マイル)」の差分単価が高い場合は、ファーストを選ぶ意味があります。
ファーストが得になりやすいのは、例えば「長距離路線」「繁忙期でビジネス運賃も高いが、ファースト運賃がさらに高くなる」といった場面です。一方で、必要マイルは改定が入ることもあり、以前よりファーストのハードルが上がるケースがあります。
昔のお得と言われた話はヒントにはなりますが、そのまま真に受けず、最新の必要マイル数と現金負担を確認したうえで、ファーストとビジネスの差分と計算して判断するのが安全です。
結局どちらを選ぶべきか? 旅行好きが後悔しない判断ポイント
しかし、旅行は数字だけで割り切れないという方も多くいるでしょう。そこで最後は、旅行好きの人が後悔しにくい判断軸を整理します。
まず、あなたが機内で何をしたいかです。機内で寝たい人にとっては、ビジネスでも十分に到着後が楽になります。一方、ファーストに乗る体験そのものが目的なら、食事や接客、プライベート感など非日常の濃さの違いが記憶に残りやすいです。
次に、空席の取りやすさです。一般にファーストは座席数が少なく、特典枠も限られがちです。日程を調整できる人はファーストの空席に合わせやすい一方、休みが固定の人はビジネスで確実に押さえるほうが結果的に納得しやすいこともあります。
最後に、次のマイル計画です。ファーストを選ぶと多くのマイルを使うため、次の旅行に回せるマイルが減り、次回の特典旅行まで間が空くかもしれません。旅行回数を増やしたいならビジネスを選び、浮いた分を次の旅に回すのも十分得な使い方です。
ファースト特典とビジネスで迷ったら差分と自分の目的で決めよう
ファースト特典とビジネスで迷ったら、まずは特典でも必要な税金などの支払いを考慮したうえで、1マイルあたりどれくらい得かを計算します。次に、ビジネスより多く使うマイル分に見合うだけの価値がファーストにあるか(差分)を比べて判断しましょう。
そのうえで、旅の目的が「移動を快適にして現地を楽しむ」ならビジネス、「体験そのものを味わう」ならファーストが選びやすくなります。数字で納得しつつ、自分の旅のスタイルに合わせて選べば、どちらを選んでも得した気分で出発できるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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