タバコを「1箱700円になったらやめる」と宣言する夫…“1日1箱”吸ってますが、昔は「300円」でしたよね? 今からでも禁煙したら、10年で“新車を買える”って本当ですか?

配信日: 2026.02.28
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タバコを「1箱700円になったらやめる」と宣言する夫…“1日1箱”吸ってますが、昔は「300円」でしたよね? 今からでも禁煙したら、10年で“新車を買える”って本当ですか?
現在、主要な紙巻タバコの価格は600円前後に達しており、700円というラインは決して遠い未来の話ではありません。もし本当に禁煙に成功し、そのお金を貯蓄や投資に回せれば、家計にはどれほどのインパクトがあるのでしょうか。
 
「10年で新車が買える」ともいわれますが、実際はどうなのでしょうか。本記事では、タバコ代を節約した場合の具体的な金額と、その資金を新NISAで運用した場合の資産形成シミュレーションを見ていきましょう。
高柳政道

FP1級、CFP、DCプランナー2級

タバコは現在いくら?

まずは、現在販売されているタバコの価格相場を改めて確認してみましょう。
 
現在、日本国内で販売されている主要な紙巻タバコの価格は、1箱あたり580円から600円程度が主流となっています。かつては200~300円台で買えていた時代もありましたが、度重なるタバコ税の増税により、その価格はじわじわと上昇を続けてきました。
 
例えば、代表的な銘柄である「メビウス」シリーズは580円、「セブンスター」は600円です。少し安い価格帯の銘柄を選べば500円程度の製品も存在しますが、多くの喫煙者が愛用している主要銘柄は、ほぼ600円に近い価格帯だといえるでしょう。
 
夫に宣言された「1箱700円になったらやめる」というラインまでは、あと100円程度の猶予があるように見えます。しかし、世界的な禁煙の潮流や過去の増税ペースを考慮すると、700円という価格への到達は時間の問題かもしれません。
 
今のうちから「もし700円になったら」という仮定ではなく、「今やめたらこれだけお得」という現実的な数字を把握しておくと良いでしょう。
 

タバコをやめることで貯金できる金額

実際にタバコをやめれば、どれくらいの金額が浮くのでしょうか。夫が吸っているタバコを、切りの良い数字として1箱600円、あるいは夫の宣言にある1箱700円と仮定して計算してみます。
 
まず、1箱600円の場合を見てみましょう。毎日1箱吸い続けると、1ヶ月(30日)で1万8000円、1年間で21万6000円の出費となります。これを10年間継続すると、総額は216万円にもなります。
 
もし、価格が上がって1箱700円になった場合はさらに差が開きます。1ヶ月で2万1000円、1年間で25万2000円となり、10年間では252万円という驚きの金額になるのです。タバコを購入し続けるかやめるかで、10年間にこれほど大きな差が生まれるといえます。
 
252万円あれば、中古や新車のコンパクトカーなら十分に購入可能です。
 

タバコの代わりに得た貯金をNISAで運用するとどうなる?

先ほどの計算で、タバコ代を貯金するだけでも新車が買えるのが分かりました。ここではさらに一歩踏み込んで、浮いたお金を新NISA(つみたて投資枠)で運用した場合を考えてみましょう。
 
仮に、将来的な値上げも見越して、月々2万1000円(1日1箱700円相当)を積立投資に回したとします。世界株式などのインデックスファンドに投資し、過去の平均的な利回りである年利3パーセントから5パーセントで10年間運用できたと仮定します。
 
(1)年利3パーセントで運用できた場合
まず、堅実に見積もって年利3パーセントの場合です。元本252万円に対して、運用益を合わせた総額は約293万円になります。ただ貯金しておくよりも、約40万円も資産が増える計算です。
 
(2)年利5パーセントで運用できた場合
運用が好調で年利5パーセントになった場合はどうでしょうか。10年後の総額は約326万円に達します。元本との差額は70万円以上となり、軽自動車のグレードを数段アップさせたり、オプションをフル装備にしたりできる金額といえるでしょう。
 
300万円を超えてくれば、コンパクトカーだけでなく、ミニバンの中古車や、ご夫婦での豪華な海外旅行、あるいは子どもの大学入学費用の足しにするなど、選択肢が大きく広がります。「タバコを我慢する」という行為が、「将来の資産を育てる」という前向きな投資行動に変わるのです。
 

まとめ

現在1箱600円程度のタバコ代は、10年間で約220万円、将来的に700円になれば約252万円という大きな金額になります。この資金があれば、現金一括で新車を購入するのも十分に可能です。さらに、新NISAを活用して運用すれば、300万円を超える資産を形成できる可能性もあります。
 
禁煙をすると健康面でもメリットが大きいため、この機会にタバコから貯金や投資への切り替えを検討してはいかがでしょうか。
 
執筆者 : 高柳政道
FP1級、CFP、DCプランナー2級

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