日本車は海外で高値がつくと聞きました。個人で海外に売ることは可能でしょうか?業者を通さないと難しいですか?
本記事では、日本車を海外へ売る場合に個人でも可能なのか、また業者を利用するメリットや注意点について解説します。
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目次
日本車の中古車は海外で高い需要がある
日本車は耐久性や品質の高さが評価され、海外では中古車でも高い人気があります。特にアジアやアフリカ、中東などでは、日本で使用されていた車は整備状態が良いと評価されることが多く、現地市場で高値が付くケースもあります。そのため、日本国内よりも海外の方が価値が高くなる場合もあるといわれています。
こうした人気は、実際の輸出データにも表れています。日本中古車輸出業協同組合(JUMVEA)が公表したデータによると、2025年の中古車輸出台数(車両価格20万円以上)は前年比9.1%増の170万8604台となり、3年連続で過去最高を更新しました。前年超えは5年連続となっており、日本の中古車が海外市場で安定した需要を持っていることが分かります。
個人でも日本車を海外に売ることは可能?
結論から言うと、日本車を個人で海外へ売ること自体は不可能ではありません。インターネットの普及により、海外の中古車サイトやオークションサイトを利用して直接買い手を見つけることもできます。実際に個人売買で輸出を行っている人もいます。
ただし、自動車を海外に輸出する場合には「輸出抹消登録」「通関手続き」「船積み手配」など、通常の国内売却では必要ない手続きが発生します。また、輸送中の事故や代金未払いなどのリスク管理も必要になります。これらをすべて自分で行う必要があるため、手続きや海外取引に慣れていない場合はハードルが高いといえるでしょう。
個人で海外販売する際に必要になる主な手続き
日本車を海外に輸出するには、まず国内で輸出抹消登録を行い、その後に通関手続きを行う必要があります。通関では輸出申告書を提出し、税関の確認を受けてから船舶などで輸送します。さらに、輸送会社の手配や保険の加入、現地の輸入規制の確認も必要です。
国によっては排ガス規制や年式制限があり、日本では問題なく走れる車でも輸入できない場合があります。また、輸送費や港湾費用なども発生するため、思ったほど利益が出ないケースもあります。こうした費用や手続きの複雑さを事前に把握しておくことが重要です。
業者を利用するメリットと個人売買との違い
中古車輸出業者や買取業者を利用すると、輸出に必要な手続きの多くを代行してもらえるのが大きなメリットです。輸出抹消や通関、輸送手配などを一括で任せられるため、専門知識がなくても海外市場へ売却できます。また、海外の販売ネットワークを持っている業者も多く、需要の高い地域へ販売してくれる可能性があります。
一方で、業者を通す場合は手数料や業者の利益が差し引かれるため、個人売買よりも売却価格が低くなる可能性があります。しかし、トラブル対応や手続きの負担を考えると、初めて海外販売を考える人にとっては業者を利用する方が現実的な選択肢といえるでしょう。
海外販売は可能だが手続きとリスクを理解することが重要
日本車は海外で人気があり、個人でも海外に販売すること自体は可能です。しかし、輸出抹消登録や通関手続き、輸送手配など多くの作業が必要になり、海外取引特有のリスクもあります。費用や規制によっては思ったほど利益が出ない場合もあるでしょう。
こうした負担を避けたい場合は、中古車輸出業者や買取業者を利用するのが一般的です。海外販売を検討する際は、手続きの難易度やコスト、リスクを十分に理解したうえで方法を選ぶことが大切です。
出典
日本中古車輸出業協同組合 2025年の中古車輸出、9.1%増の170万台 3年連続で過去最高を更新 海上輸送の安定で(一般社団法人 日本自動車会議所)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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