挙式する友人に「ご祝儀3万円じゃ足りないよ」と言われあ然…ディズニーの「ミラコスタ」に招待されましたが、ご祝儀は“式場のランク”に合わせて変えるべきですか? 相場も確認
結論から言えば、式場のランクに合わせてご祝儀額を変える必要はありません。本記事では、ご祝儀の一般的な相場からミラコスタと一般式場の費用比較、そして「多めに包むべきか」の考え方まで、マナーの観点から分かりやすく解説します。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士・CFP
ご祝儀の一般的な相場
結婚式のご祝儀には、「料理・飲み物代+引出物代+お祝いの気持ち」という考え方があります。披露宴でゲスト1人にかかる飲食代は平均で約2万円、引出物や引菓子などのギフト代が約6000円です。
つまり、新郎新婦がゲスト1人をもてなすために、約2万7000円を負担している計算です。これにお祝いの気持ちを上乗せした金額が、よく言われる「3万円」という相場になっています。
ただし、この3万円はあくまで友人・同僚の場合の目安です。新郎新婦との関係によって金額は変わります。上司や恩師として出席するなら3万~5万円、兄弟姉妹やいとこなどの親族であれば3万~10万円が一般的な範囲です。
年齢が20代か40代かによっても変わりますし、過去に自分の結婚式でご祝儀をもらっている相手なら、同額を包むのが暗黙のルールとされています。
ミラコスタの結婚式は実際いくらかかるのか
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタは、ディズニーファンにとって憧れの結婚式場の1つです。ミッキーやミニーがお祝いに駆けつけてくれるプランもあり、ほかの式場にはない特別感が大きな魅力です。
気になる費用ですが、ミラコスタにはいくつかのウェディングプログラムが用意されています。
最も多い価格帯は401万~500万円。キャラクターとの写真撮影やゴンドラ演出などのオプションを追加すると、500万~600万円を超えるケースも珍しくありません。
一方、一般的な結婚式はどうでしょうか。「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、挙式・披露宴の全国平均総額は約375万円(招待人数の平均は53名)です。
ざっくり比べると、ミラコスタの費用は全国平均の1.3~1.6倍ほど。1人あたりに換算しても、全国平均が約7万円なのに対し、ミラコスタでは7万5000~10万円程度になる計算です。費用面だけを見れば、ミラコスタが「高い式場」であることに間違いはないでしょう。
ミラコスタだとご祝儀は多めに包むべき?
ここが、最も気になるポイントでしょう。結論から言うと、式場が高級だからという理由でご祝儀を増やす必要はありません。
なぜなら、ご祝儀の金額は「新郎新婦との関係性」によって決まるものだからです。どんな会場を選ぶかは新郎新婦側の判断であり、その費用をゲストに転嫁するものではないという考え方が広く浸透しています。
友人として出席するなら、会場がミラコスタでも街の結婚式場でも、3万円で何も問題ありません。
「高級会場だから多く包むべき」という理屈が成り立つなら、裏を返せば「カジュアルな会場なら減らしてもいい」ということになってしまいます。
しかし、そんなことをすれば「安っぽい式場だからこの程度でいいと思われた」と受け取られかねず、かえって失礼にあたるでしょう。つまり、式場のグレードとご祝儀の金額を連動させること自体に無理があるのです。
もちろん、個人的に「もっとお祝いしたい」と感じるなら、ご祝儀を上乗せしたり、別途プレゼントを贈ったりするのは自由です。ただ、それは自発的な行為であって、「あの式場なら3万円じゃ少ないよ」と周囲に言われて無理をする必要はまったくありません。
友人に「ミラコスタだからご祝儀3万円じゃ足りない」と言われたとしても、それはその人個人の考えにすぎず、マナーとして正しいわけではないのです。
まとめ
ご祝儀の相場は友人なら3万円が基本であり、この金額はミラコスタのような高級式場であっても変わりません。式場選びはあくまで新郎新婦側の判断であり、ゲストがその費用に合わせてご祝儀を増やす義務はないというのが、マナー上の一般的な考え方です。
大切なのは金額の大小よりも、心からお祝いする気持ちです。無理のない範囲で、自分なりの祝福を届けましょう。
執筆者 : よし・こう
1級ファイナンシャル・プランニング技能士・CFP
