推し活に月いくら使ってるの?年代別・ジャンル別の平均支出を調査
本記事では、複数の調査データをもとに、推し活にかける月間・年間の平均支出を年代別・ジャンル別に整理しました。ぜひ自分の推し活費と比べながら読んでみてください。
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約7割は月1万円未満——「無理せず楽しむ」が多数派
株式会社ネオマーケティングが2024年3月に全国の推し活実施者1173名を対象に行った調査では、全体の73.8%が月平均1万円未満と結果が出ています。
「生活を優先しつつ、推し活を楽しんでいる人が多い」と分析されており、2023年調査(74.5%が1万円未満)からほぼ変化なく、大多数のファンにとって月1万円未満が一つの行動基準となっているようです。
一方、株式会社大黒屋が2023年に推し活中の20〜50代男女1,000人を対象に行った調査では、推し活にかける金額は月平均1万6605円(年換算で約19万9260円)と結果が出ています。
この2つの数字が一見矛盾して見えるのは、「平均値は一部の高額支出者に引き上げられやすい」という統計の性質によるものです。貯蓄残高の「平均」と「中央値」が大きく異なるのと同じ仕組みで、大半の人は月1万円未満でも、数万〜数十万円を使うファンが平均を押し上げていると考えられます。
年代別・性別で見る推し活支出の傾向
ここでは、調査データをもとに、年代別・性別ごとの推し活支出の特徴や、どの世代が最もお金をかけているのかを見ていきます。
男性は「30代」、女性は「10〜20代」が最もお金をかける
ネオマーケティング2024年の調査によると、推し活支出は10〜30代でピークを迎え、その後は減少する傾向が見られました。男性の場合は30代が最も支出が多く、特に「月3万円以上10万円未満」の層が約19%を占めています。
女性の場合は10〜20代が最も積極的で、中には「推し歴5〜10年未満」のベテラン層が24.8%にのぼるなど、若いうちから継続的に推し活にお金をかけている実態が明らかになっています。
男性の30代に支出のピークが来るのは、働き盛りで可処分所得が増えるタイミングと推し活への情熱が重なるからと考えられるでしょう。収入が増えると推し活費も増えやすいのは、ライフステージとお金の使い方の典型的なパターンといえます。
最も支出が多いのは「35〜39歳男性」——年間44.6万円
Oshicoco・CDGの第2回推し活実態アンケート調査(2025年1月)では、年間支出が最も多かったのは35〜39歳男性で44万5565円でした。次いで40〜44歳男性が37万2350円、女性では30〜34歳が33万6695円と続きます。
「推し活は若者の趣味」というイメージとは異なり、30〜40代の支出額が若年層を上回るケースも多いことが分かります。同調査では、推し活人口を約1384万人(前年比約250万人増)と推計しており、推し活が世代を超えた消費活動として定着しつつあることが考えられるでしょう。
推し活と家計管理——「楽しく続ける」ための考え方
大黒屋の調査では、推し活でのお金の使い方として最も多い回答は「予算の範囲内で楽しんでいる」(40%)でしたが、「ある程度の予算を決めているが超えることもある」(26%)も約4人に1人を占めており、計画的な管理の難しさが伺えます。
推し活は「好き」という感情が先行する消費になりやすく、気づけば家計を圧迫してしまうケースも少なくありません。
こうした事態を防ぐためには、推し活費を「毎月の固定費」として家計に組み込むのが効果的です。例えば、月5000円や1万円といった上限をあらかじめ決め、それを超えそうなイベントがある月は他の支出を抑えるか、前月から積み立てておく方法が多くのファンに実践されています。
「推し活専用の口座やポーチを作る」方法も、支出の可視化に役立ちます。
データから見る推し活費のリアル
推し活にかける金額は人によって差がありますが、多くの人は月1万円未満の範囲で楽しんでいます。一方で、年代や性別によって支出の傾向が異なり、男性は30代、女性は10〜20代で比較的お金をかける人が多いことも分かりました。
また、年間支出では30〜40代の金額が高い傾向も見られ、推し活が幅広い世代に広がっていることが伺えます。無理のない範囲で予算を決めて楽しむことが、推し活を長く続けるポイントといえるでしょう。
出典
PRTIMES 推し活人口は1384万人、市場規模は3兆5千億円に!第2回推し活実態アンケート調査結果を公式noteで公開 | 株式会社Oshicocoのプレスリリース
PRTIMES 「推し活に関する調査 2024年」 | 株式会社ネオマーケティングのプレスリリース
大黒屋マネーガイド「推し活に使うお金は月平均16,605円!1,000人の推し活事情を調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
